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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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Sさんの投稿記事・・・

2010.05.27(03:30) 38

5/16北羽新聞に投稿されたSさんの投稿文を読んで感慨深いものがありました。

彼女は青森県F町から、車で一時間かけて教室にやって来ます。
日本語を学びたいと思っても学ぶ場所が無い人が、ようやく探し出した日本語教室・・それが能代でした。

5年前、御主人と一緒に教室にきて、教えて欲しいと必死で頼む彼女の顔を見たとき、能代市内在住者ではないからダメですとは断われませんでした。

中国で文型や文法の基礎を学んで来たはずの彼女は、実際の日本という社会の中で受け入れて貰えなかったり、相手によっては使ってはいけない言葉がある現実に戸惑ったり、方言の意味を理解できず友達も作れない自分に苛立っていました。

日本で生きることに自信をなくしていたようでした。

日本語を学んで来たはずなのに上手くコミュニケーションがとれない・・受け入れてくれない日本人
誰も友達になってくれない・・中国人を侮蔑している
子育ての文化の違いを誰も説明してくれないまま、母親の思いを拒否される・・私は子供を産む機械ではない
心の葛藤を抱えての日本語の学びでした。

確かに当時、彼女の話す日本語は文法的には間違っていませんが、コミュニカティブな日本語とは言えないものでした・・・言葉と社会の関わりを理解しないまま話す日本語は、ある意味、不快な印象を持つことを体感させられた事を覚えています

場面を説明し、言葉と社会の関わりを一つ一つ理解させていく指導を心掛けました(文法や文型の基礎はあります)
その結果、3級、2級に挑戦し、今年の2月、日本語能力検定試験1級を手にしました。

自分の話す日本語が、相手にどんな印象を与えるかを理解したとき、本来持っている彼女の優しい部分が出せる日本語、ある意味コミュニカティブな日本語が話せるようになります。

今の彼女が目指すのは、誰かに手伝える自分になる事です・・簡単な通訳や翻訳ができるようになれば、役に立つ自分になれるのではないか・・
日本語の文章表現を学ぼうと努力しています。

その中で、初めて書いた彼女の投稿文でした・・・「勇気をくれた友達との別れ」・・
Tさんとのお別れと、日本語を学ぶ意味が、短い文章の中に込められています。

投稿文を見ると、まるで日本人が書いたようです(日本人でもそんなに書けない?)
でも、あの文章を書けるようになるまでの彼女には、何倍もの心の葛藤と努力がありました。

家族との繋がりを強くし、日本語をもっと学びたいと思う彼女を、5歳の息子は「ボクのお母さん中国人だよ、でも勉強して日本語も上手だからスゴイんだよ・・ボクも学校へ行ったら勉強するんだ・・」

幼稚園がお休みの時は、彼女と一緒に教室にやって来ます。
一番のお気に入りは・・ホワイトボードへのイタズラ書き・・ひらがな勉強中です

頑張り屋の彼女だからこそ、幸せになって欲しいと思います
今日は、あの投稿記事の裏話でした・・・

一人の人間が生きていけば・・必ずドラマはあります。
壁を超えなければ・・自分が生きていく道しるべを探せないのかもしれません。

言葉を学ぶ・・その場所は生きていくことと密着しているのだと・・教えられます

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