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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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多文化共生社会とは

2010.07.14(06:06) 51

大学も国際交流協会もない町で日本語教室作るとき、手伝うボランテイアが少ないことと場所の確保も含めて、
色々な立場の人達が一緒に学ぶ教室づくりを余儀なくされる。

中国帰国家族、国際結婚、研修生、大学研究員と家族、会社研修生、留学生、ALT・・同じ教室で日本語のレベルを基準にしてクラス分けをする。・・

大学研究員の隣に通訳ができるお嫁さんが座る時もあり、ALTの隣に会社研修生が座る時もある。
留学生の隣に残留帰国2世が座る・・・

最初、顰蹙を買った・・「教授クラスの人と田舎の男と結婚する嫁を隣同士に座らせて勉強させるとは何事か」
「留学生と中国帰国家族とは生活レベルが違う、留学生が気の毒」「ALTは教職だからアジアからの嫁達と一緒は環境が悪い」・・

母語別にレベル分けをして教える事がベストなのは分かるが、無理な現実がある。受講生達の中で、この環境に対応できず辞めていく人が出てくるかも知れないが仕方がない・・と思ったのが本音だった。

しかし違っていた・・・未熟な私は、人間の持つ本質を教室の中で、学んでいくことになる。


能代教室では、中国帰国家族も色々な国の人達と同じ教室で学ぶことになる。
日本国内での中国帰国者支援は、同国の人達同士が、お互いに励まし合いながら学ぶ支援がほとんどである。しかし実際に多くの外国人と共に学び話し合うことは、自分に自信を持つことに繋がる。日本語の学びと同時に自立できる自分になりたいと考えるようになる帰国者を見てきた。


お嫁さんは、地方の嫁という立場で差別と人間の尊厳を問われるギリギリの中で日本語を学ぶ(嫁が来ない根本の問題を赤裸々に向けられるのが過疎化・少子化の地域に来る外国籍のお嫁さん)
しかし、教室では差別は一切なくALTや研究員と同じように学び通訳ができるような存在になる。
そういう女性は子供の教育にも熱心で、自身の能力向上を目指し日本語能力試験に挑む。
その人達は、意識レベルの高い住民として同国の仲間の軸となり子育てをして生きていく。

研究員やALT・留学生は、日本語教室で何を求めるのか・


「英語が話せたら大丈夫と思って日本(能代)に来たが、表示もお知らせも全て日本語で書かれてあり、、町の人達が話す言葉は日本語ではない(方言・苦笑)言葉や習慣の違いを聞いても大丈夫・大丈夫と本当のことを教えてはくれない・・間違いを訂正し、日本の文化を教えて欲しい」・・そう話して教室に来る

教室では日本語と同時に、文化や方言の違いも教える(地方で生きるためには、方言は使えなくても聞き取る力が必要である)
教室を評価し受け止めてくれる事は、さまざまな受講生達の来日背景を学ぶことに繋がる。
中国帰国家族が生まれた戦争の意味、東南アジアからのお嫁さんを迎える日本の社会背景、来日児童や母語が日本語ではない子供達への日本の教育・・

教室開催の理念を話し、生きるために必要な教室を目指している事を伝えてきた。
意識レベルの高い人達は、理解してくれると理解者となり応援者にもなる・・・外国の人達が教えてくれた

生きるために学ぶ場所に集まる人達はお互いを信じる。

ALTは、子供達に温かい眼差しを向ける。
研修生や研究者家族は、信じ支える人達が側にいてくれる素晴らしさと自立する努力を讃えてくれる。
お嫁さん達は、留学生を我が子のように思い、自分の子供もグローバルな子にしたいと思う母親になっていく。
留学生は母親の側にいるように安心し、学び語り合う事でアジアの子供達の熱い思いに驚く

教室を小さな社会のように多くの人達で構成したことで一番効果があったのが・・子供達だった

地位も名誉も上下も国籍も問わず見守られる場所・・信じてくれる大人達(日本人を含む)・・
その中で育つ子供は、母国で教師になりと夢を語り、高校へ進学し大学へ行く。
日本語教室で育った子供達は、大人への言葉遣いや態度を自然に学んでいく事で会社に入っても対応できる人材として働いていく

優しさの中で育ってこそ、人は優しさを生む事ができる。
自己愛と簡単に言うが、愛をもらった人でなくてはそれさえ生まれない。

教室で学ぶことは・・まだまだあると思う・
多文化共生社会は差別と偏見を無くす社会・・のような気がする・・
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2010年07月14日
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