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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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方言と標準語

2010.07.22(06:17) 55

日本語指導に通っているF町の、韓国から来たSさん(お嫁さん)と面白い話をしました。

F町は能代より小さい町で、会話のほとんどが方言です。10年前に来日した当初は日本語教室も無くバリバリの方言?で御主人のお母さんや周りの人達から日本語を教えてもらったそうです。

ある時、山形へお嫁に来た友人の結婚式に招待されました。山形は、韓国からのお嫁さんを多く迎え入れていたこともあり、日本語教室が早くからあり丁寧な言葉遣いを指導しています。
標準語と方言の違いが理解できなかった彼女は、友人の御主人に向かって「おめでとう、マズ飲め、エガッタナー」と日本語で話しました。日本語を学んでいた友人は、自分に恥をかかせたと烈火の如く怒ったそうです。
方言を使っての敬語表現はありますが、ある意味、高度なテクニックが必要です。下手に使うと相手を侮辱した言い方になってしまいます。その違いを韓国語で説明してもらったSさんは、ショックを受けたそうです。

その後、町の日本語教室が開始され、私は初めて彼女と会いました。「宜しく御願いします。マズ座れ~」からのスタートで、もちろん五十音表が読めるはずもなく、ひらがなも書くことができませんでした。
彼女は必死で勉強し、5年後、日本語能力試験3級に合格しました。
昨年、念願の帰化を果たしました・・・晩婚で子供もいない彼女は、御主人と同じ墓へ入るのが帰化の理由でした

そのSさんが、しみじみと言いました。
「お嫁に来た当時は、秋田の人達を恐いと思った。行け・ンだ・ダメだ・ままケ(御飯を食べてください)など最後の言葉が投げて来るように聞こえて恐かった・・ホントはみんな優しい人達が多くて助けてもらいました。
言葉は乱暴だなーと思ったんですが、中身は優しい人達がたくさんいます。

でも勉強してわかったことは、こちらが方言で話すと方言で答えるけど、丁寧な言葉で話すと丁寧に答えてくれる・・周りの人達は丁寧な言葉が話せるんだってわかったんです(苦笑)
夫も無愛想な人だと思っていたら、丁寧に話すと優しい言葉で答えてくれるようになって・・嬉しかった。

自分がきちんとした日本語が話せないから、相手もそれに合わせた日本語で答えるんだって・・わかるようになりました。


今は、町では方言で話すけど、韓国旅行をしたときの通訳は、標準語で話さないとわかって貰えないこともあるし、手紙で方言を書くのは難しいから、やっぱり標準語を勉強した方が便利だと思う・・勉強して良かった・・
もっと勉強して、これからは町の手伝いができたら嬉しいと思う」


ホントは彼女の標準語は、少~し訛っているのですが、それもカワイク聞こえます(笑)
もちろん、方言はもっと上手になりました。

「エガッタ~!!・・ヤッパシ ベンキョウしてエガッタと思います」

田舎に住む人は方言を勉強した方が良いとか、標準語を勉強しても田舎の町ではコミュニケーションが取れないとか、色々な意見がありますが、その人達と寄り添って行くと答えは自ずと見えます。

方言指導とか標準語とか、指導する側が悩む必要はないんだ・・そう感じたSさんのお話しでした。





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2010年07月22日
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