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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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子供の日本語支援

2010.09.14(05:32) 70

日本語教室に来る母親の一番の悩みは子供のことである。

連れ子の場合は、日本の学校生活に馴染めるのか、勉強についていけるのかと悩む。
母親の結婚と同時に連れ子が来る場合と、結婚2年目ぐらいで子供を呼び寄せる場合と2通りある。


連れ子が来た場合、結婚した日本人の父親が教育委員会に連絡し、子供の就学要望書を提出するのは何処の地域も同じだと思う。

F町のF小学校が最初に外国人児童(連れ子)を迎え入れることになり、私に相談された時、どうしてもやってもらいたいことがあった。

「教育委員会・学校長・教頭・担任・父親(日本人)母親(外国籍)・子供(連れ子)・日本語指導者・母語通訳者」

上記の人達が一堂に会する場を設けて欲しいと依頼したのである。教育委員会は一瞬躊躇したが、すぐに手配してくれた(ここがF町が他地域と大きく違う点である)

日本語支援をするにあたって、集まった全ての関係者との連携が取れないと本当の意味で子供を支援することができないことを強く訴えた。日本語指導者は、単に言語のみの支援者ではない。生まれて初めて来た国で一番信用できる人間として存在する必要がある・・日本語が理解できない子供を、日本人の子供達と同じように担任の先生に戻すために日本語指導者は存在するのだ・・そのためには、学校との連携は欠かせない(特に担任)


同時に、家族の協力は不可欠である。親の顔も家族構成も知らずに、本当の意味の子供の支援はできない。
子供の一挙手一投足は、親の心理や環境で大きく左右される。連れ子という立場は日本人でも葛藤はあるだろう・・まして国が違うのだ・・母親には、その事を理解してもらう必要がある(通訳が必要)

子供の数だけ涙を見てきた。
涙でぐちゃぐちゃになった顔が笑顔に戻って・・そんな事もあったっけ~と、言える迄に成長する子供達
能代教室では、みんな高校へ行くことが当たり前のように学んでいる・・

『今の子供を見るのではなく・・いずれ、自立する一人の人間として育てて行くための支援者として関わらせて欲しい・・それが日本語指導者の本来の目的です』

教育委員会や校長・教頭先生にも集まってもらうのは、それを分かってもらいたいからだ。
しかし、それにはリスクが伴う・・そう・・きちんと成果を見せなければならない。
大丈夫だ・・最初の一堂に会する相談会さえしていれば、みんなが知恵を出し合う

子供に信頼される日本語指導者=日本語を覚えることで学校内の友達が増える・学校の教師達に日本語指導者の存在が認可される・日本語指導者が居ることで安心する親

その全てが揃う環境を作るのが、私の役割でもある。

今、「のしろ日本語学習会」から、小学校に4人の非常勤日本語指導者を配置している。みんな子供達が大好きで、子供達も日本語指導者の先生が好きだ・・信頼している(もちろん、親たちも)
学年によって指導法はさまざまになるが、常に自身も学ぶ指導者である事を忘れないで居てくれる。
(このブログにリンクしている坂本さんも、その一人)

子供が成長する過程で、親ではない大人が寄り添って生きる時間を持てるのは幸せなことだ。日本語指導者は日本ではない国からやって来た子供にとって、一番大切で幸せな時期を共有できる、たった一人の大人なのだ。
20年関わって、その事の意味が分かる・・言葉を教えるより、もっと大切なものを受けとっていた子供達・・


日本語指導者の役割は何なのか・・もう一度考えてみる指導者が増えてくれたら・・救われる子供達がたくさん居るような気がする

F町から始まった子供への支援は、学校から相談があれば今でも同じような方法で行う・・・実績がある
でも、学校側が子供への支援はいらないと判断したら・・苦しむ母親や子供達が居る

秋田県内全ての学校と連携がとれ、日本語指導者同士の情報交換や学ぶ時間が共有できたら、本当の意味の支援者になるだろうと思うが・・・予算がないの一言でダメ

教育の本質は何処に行ったのだろう・・ブツブツ・・と言いたくなる(苦笑)


 
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2010年09月14日
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