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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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日本料理

2010.10.21(07:15) 88

「日本料理も教えます」と言うと・・・日本文化の押しつけですか?・・外国籍の母親の料理教室はやらないんですか?・・彼らのアイデンティティをどう考えますか?・・・さまざまな意見が返ってきます。

文化の押しつけを言う前に・・日本人と結婚した場合、日本料理が何もできなかったら泣くのは本人なのです。

たとえ、食事の支度などしなくて良いと言われて結婚したとしても・・それが永久に料理を作らなくても良いと確約する言葉ではないことは、日本人同士でも理解しています。
夫は我慢できても、子どもはそうはいきません・・給食という制度がありますから、母親が聞いたこともない料理の名前を口にして作ってくれとせがみます。

「弁当を持たせてください」という学校からの無情な!お知らせは、母親の威厳を根本から揺るがします
その、ため息や涙が・・お母さん達の本音です・・
料理の本が読めるようになったらできるかと思うでしょうが・・料理の本は読めるだけではだめなのです。

料理を作る前に言葉の難しさでやる気がなくなります・・・短冊切りにして、水をかぶるくらい入れる、にんじんを加えてひと煮する、ひと口大の薄切り、手早く炒める、かき混ぜながら砂糖を加える・・・なんと難しい表現が多いのでしょう。

ヤッパリ作りながら言葉を覚える方が良いという結論になりました。

料理の先生に御願いして、最初に教えてもらったのは、御飯の炊き方でした。
お米のとぎ方から水加減等・おかゆの作り方・主食が米ではないので知らない人がほとんどです。
次は、日本料理の出汁の取り方・・出汁を取るためにはさまざまな方法があることを理解してもらいます(煮干し・昆布・鰹節・椎茸等)

基本を学んでもらう事で面白かったのは・・一番感動したのが日本人ボランティアでした(これだけゆっくりきちんと教えてもらったことは初めてです)・・外国からのお嫁さんが言いました。うちのおばあちゃんは瓶に入ったのをサッサッとふって出汁だって教えてくれました。

そうなんですよね・・今は、インスタント出汁が出回っていますから簡単にできます。でも、そこで負けたらいけません。昔はこういうもので出汁を取っていたのが日本の食文化です。本物を知っているからこそインスタントの意味も分かります・・それが日本語教室で開催する料理教室の意味です(上手に切り抜けます)


料理を作るにあたって、夫達の言葉を拾いました・・・・毎日、油料理で胃がもたれるんです。煮物を覚えてもらいたくておばあちゃんに頼んだら、しょっぱくて食べられないと言うんです(東北のおばあちゃんの味付けは濃い)安くて手軽に作れる料理を教えて欲しい。弁当にも入れられる料理を覚えてくれたらいい・・男って勝手ですよね・・それなら日本人の嫁をもらえばヨカッタでしょうに・・などと言うまい・・

それから始めた日本料理教室でした。
さすが母親達です・・元々は料理ができる人達ですから、意味が分かると上手に料理が作れるようになります。
今は、手の込んだ煮物や卵料理を覚えたいと言うようになりました。
もっと嬉しいのは、子供達が料理教室に参加して、自分で作るようになって来たことです。

新人さんが入ってくると、その国の母語で説明している先輩達・・後輩達に伝えられていきます。

この料理教室で学んだ人が教える世界の料理教室は、評判が良いです。当たり前ですよね・・自分が苦労した分、分からないことを学ぶ難しさを理解していますから、良き指導者になれます。
相手に分かるように指導できるのは高度な日本語能力です・・ここに日本語教室の本来の意味があります。


料理教室で学んだ事が理解できる自分と、料理を作り提供できる母親としての自分と、街の人達に母国料理を教え喜ばれる自分・・この三つができる学びが日本語教室で開催する料理教室の醍醐味です。


料理教室は日本語指導の範疇ではないと言う人達がいます。
しかし、言葉が理解できなければ、子どもに食事を提供する母親にはなれないのです。

料理を教えるのは、日本語指導者ができる事ではありません・・でも、ネットワークを駆使して料理の先生達に協力してもらえば・・できます。

教室の受講生達の声が聞こえる指導者である事さえ心掛ければ・・色々な事ができます・・教室に受講生が途切れることはありません・・

オーイ・・ボランティアの若者達~・・一緒に学んで下さい・・誰でも参加してくださいね
日本人と一緒に作る事も学びの一つですから歓迎します。


*受講生達へのお知らせは、日本語で書きます・・・なるべくひらがな表記で、読み取る力を付けます。
 1年に何回か行事がありますから、そのたびにお知らせを渡します。



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2010年10月21日
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