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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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学校から・・

2012.04.17(04:32) 219

先日、子供への日本語支援と学校の対応の仕方をアドバイスして欲しいと依頼がありました(ボランティアで)

F町では外国籍の子供のコーディネーターとして報酬を頂いていますが、F町の何十倍も子供達が居るのにもかかわらず、この町では何一つ施策を考えていません・・・・教育の視点をどこに向けるか・・なのでしょう

20年前、日本語支援を始めた頃既に、フィリピンやタイなどの母親達が存在していました(この活動をしなければ見えない人達でした)・・日本語が未熟なことで疎外され受け入れて貰えないと訴える母親達と話しながら、この母親の子供達の基礎日本語取得環境は誰が作るのだろうと疑問に思いました。

案の定・・虐めや登校拒否(今はそう言いません)嫌がらせが頻発しました・・当然です。
以前の日本は、日本語が未熟な子供は障害児として対応されました・・異文化や日本語の基礎言語獲得が親から得られない子供など・・考えられない存在でしたから・・


平成5年頃、子供の言語修得を考えるフォーラムを企画し文化庁委託事業に採択されました・・教育関係者に、この現実に気づいて欲しいと思ったからでした。・・著名な教授陣が集まってのフォーラムでしたが、教育関係者はほとんど参加して貰えませんでした。

当時の教育長は、文化庁から見えた担当者にも大学教授の方達にも公然と言いました「日本語は遊んでいるうちに覚えるのだから言語支援など必要がない・・国際化には英語教育が必要。こういう事業は個人的には必要がないと思う」・

当時能代に来た担当者は「これからの日本社会は異文化・多文化が当たり前の時代になる。文化庁はそこに眼を向けた学習会の企画を評価したのです。地方の町で外国籍の子供達への支援活動をすることが、どれほど大変なものか見せて貰えました。必ず認められる時代が来ます・・負けないで下さい・・応援します」

この事件?!が、この町を全国的に有名にしたのかも(苦笑)・・今は、当時の日本語支援不要論者にある意味感謝しています・・反対者に論理的に訴え、行政を捲き込む支援活動をする為の学びをしなければと思ったきっかけにもなりました・・・必死で学んだ自分が居ます。

教育関係者が不要と言っても子供達は眼の前に居ます・虐められる現実があります・・それに対応するためにはボランティアで関わるしか方法がありませんでした。(もうずーっと昔のことです・・今だから話せます)

しかし、確実に答えを出して来た自負があります・・子供の問題は全て対処してきました。
学校現場には、異文化の子供達への対応マニュアルが何もない時代でしたから、ほとんどの教師は助言通りに対応してくれましたから動きやすかったのが現実です(F小学校でコーディネーターとしての実践経験からアドバイスできることが多々あります)


お陰で、関わってきた全ての子供達は、高校へ進学し大学へも進んでいます。

教育関係者との無言の戦い?・・だったのかもしれません(苦笑)


異文化の母親を持つ子供がイジメを受けるなど絶対あり得ない・・、そんな町を目指しました。

だからこそ、日本語教室の子供達には言い続けました。
きちんと自律して母親の母国を当たり前に語れる人間になりなさい・・それが貴方達を理解して貰う一番の方法でもある。貴方達を応援する日本人はたくさん居るのだから・負けないで!!・・と・・・

それを受け入れる環境は、私達日本人が作っていく・・・日本語支援者の役割の一つでもあると思ってきました
ようやく・・街の人達が理解してくれるようになりました

子供の言語習得環境を作ってくれるのは、教師でも日本語指導者でもないのです・・住民の皆さんなのです
私達が幼いとき、地域の人達に育てられたように・・そんな環境を取り戻さなくては、日本人の子供でも母語が確立できないのではないのかと危惧しています。



今一番悔やんでいるのは、ボランティアで支援したきたことで、子供達への支援体制や指導方法が何一つ資料として学校に残されていないという現実です。子供達のために良かれと一所懸命頑張ってきたことが、本当の意味で子供達を救うことに繋がらない・・忸怩たる思いがあります。

「外国籍の子供の問題が表面化しないことが、支援体制の確立に繋がらない・・子供が自殺するとか事件を起こしたら教育関係者も考え直すのでは・・」と・・何年か前に言われたことがありました。

「馬鹿を言わないで欲しい・・関わるどの子にも、そんな思いはさせない・・問題を起こさないし、起こさせないのが日本語支援者の役目・・誰かを犠牲にしなくては確立できない支援体制なら、してもらわなくても良い」
そんな強がりを言ったこともありました・・

教室の子供達は生きるために言葉を学び、生きるために進学するのです。
まず学校側に、その事を理解して貰う必要があります。

少しずつですが・・学校がその事に気づき始めています。

今回のパキスタン騒動が・・協力依頼に繋がったのだと思っています
でも・・私は20年そういう子供達と関わってきました・・・国が違えば文化も違います・・当然の話です。


これからは、子供の支援をする場合・・「ボランティアではなくお金を下さい」と言い続けます(笑)
ガソリン代も出さず・全て無料でって虫が良すぎませんか?・・これを受け入れると、私が居なくなったら誰もやる人が居なくなります・・反省です。

子供がこれほど増え・・過疎化・少子化を異文化の人達が補うまち作りを推進するなら・・きちんと考えるべきだと思います。
目先のことばかりに取り組まないで、次世代を育成することにもチョッピリで良いから眼を向けるまち作りができないのか・・

まだまだ課題はありますが・・・前進している手応えを感じています。

学校との連携は、日本全国の日本語教室の課題でもあるのですから・・がんばります!



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2012年04月17日
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