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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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異文化の親を持つ子供達・・

2012.05.16(06:40) 224

日本語教室にあまり顔を出さないSさん(フィリピンのお母さん)・・・日本語なんて下手でもナントカなると、勉強よりイベントに顔を出すことが多かったSさんには、D君という男の子が居る・・イベントに連れて来るので、みんな知っている。

チョット言葉が足りないのが気にかかり日本語教室に連れて来るように提案したが、自分より日本語が上手だから大丈夫だと日本語教室へは連れて来ないまま、D君は4月からピカピカの一年生になった。

学校にD君の状況と母親が日本語があまり理解できないことを知らせたが、学校側は、D君の日本語支援は必要なしと判断し、日本語支援者が付かないまま学校生活はスタートした

学校への書類を提出せず担任が困っているとの情報が入り、一度会って話しをしなくてはならないと思っていた矢先、日曜日の授業参観日に出校せず、担任が急遽電話を入れるという事件が起きた(学校側は大あわて)


学校からのお知らせが読めず、授業参観日の意味も分からなかった母親・・そんな馬鹿なと思うだろうが現実だ。
異文化の母親でも、学校への対応はきちんとしたいと思っている。なるべく人の世話にならず、迷惑をかけないようにとは考えている・・・・しかし、日本の学校に適応するのはそれほど甘くない。

親が日本語ができなければ、低学年の子どもの場合特に、学校生活は困難を極める・・日本語が理解できない親は学校の行事も、お知らせの意味も分からない・・・その親たちを支援する体制は、今の学校には無い。


国際化を叫んでも、日本語以外で通訳できる教師はまだまだ居ない。
お知らせ等の外国語版を作成する事もできないし、作成するための時間的な余裕もない。

日本語が理解できない=日本の学校体制が理解できない=困った親たち=日本人のモンスターペアレンスと同じ

日本人のモンスターペアレンスとは根本的に違うことを、理解できないのが学校教師達・・

D君が立て続けに起こした事件で、D君と家族への対応を考えなければならなくなった学校側・・・もしかしたら、良い機会だったのかもしれない・・・これらの事件?が無ければ学校側は気づかなかったと思う


D君の顔が浮かんだ・・ハキハキと話す頭のよい子だ。
日曜日の授業参観日に、学校の電話で急いで出校したというD君の気持ちはどんなだったろう・・ きっと泣くほど悔しかったはずだ。

何とかしてD君を日本語教室に連れ出し、学校のことやお知らせを見てやる方法を考えねばならないとボランティアの仲間で話し合った。

D君のお母さんは、決して悪いお母さんではない・・・・・日本語を勉強するのが嫌いなだけだ。

一人で生きるなら、日本語など勉強しなくても生活できる・・でも、子どもが居る場合、イヤでも学校との接点は持たなければならない・・・・日本語が理解できない親を持つことが、子供にどんな影響を与えるのか・教えるべきだと思う。

それでも勉強が嫌いな母親は居る・・嫌いな勉強を無理にしろと言ってもできないのは事実だ。
だからこそ、日本語教室の存在理由がある。
親だけを責めるのではなく、子どもはみんなで育てるもの・・それを母親達に伝える事も私の役割だと思ってきた

それは日本人の子どもも同じなはず・・・子供達は、町のみんなで育てる・・大切な宝物


親が日本語が理解できないからと言って、子どもも駄目な子どもだと決めつけられるものではない。
子どもは、そこから這い上がろうと必死になるが、這い上がるためには大人の手が必要なのだ。
手を差し伸べ引き上げることで、いとも簡単にその壁を乗り越える子供達を観てきた。

異文化の親を気遣い、諦めにも似た思いやりで親を見つめる子供達の眼に何度も出会ってきた。
子どもの能力の凄さを、多くの子供達との出会いで教えられた。


大丈夫・・そのためにも日本語教室がある・・
先輩のお兄さんやお姉さん達もみんな、同じような思いを味わい乗り越えて来ている。
だから・・D君にもできるはず・・頑張ろうね


今日は日本語教室の日・・・コンバンワーとドアを開けると、D君がいる。「アレーもう来てるの?早いね~」

D君の母親のSさんが言った「お母さん、今日は日本語教室の日だよ。早く行こうよ!!」って、D君に何度も言われて早く来たそうです(苦笑)


ね!!・・・子供達が、日本語教室を一番必要としているんですよ!!


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