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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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地域の国際化とは・・

2014.02.09(07:20) 305

地域の国際化を考える上で目安になるのが、企業の外国人受け入れだと思います。
20年以上前、行政主導で日本語支援をしたのは中国残留帰国者だけでした。

ALT(英語指導助手)は居ましたが、日本語など話せなくても良いのがALTでした(今でもそう思われているようですが)
飲食店には少人数のフィリピンの人たち・・この人たちには、経営者が日本語指導をしていたそうです「いらっしゃいませ・もういっぱいいかがですか・私も飲みたい・」専門用語?(苦笑)ですね。

中国語が話せるというだけで日本語指導に関わった私は、中国帰国者の現実と生きるために言葉を学ぶことの辛さ?!を身をもって知らされていきました。・
「ことばは文化」・そのことに気付き、日本語指導をするためには、日本の文化や日本語の基礎を根本から学ぶ必要があると思いました。
情熱や思いだけでは「言葉を生きる力にする日本語指導者」にはなれない・・と悟ったからです。

ことばの学びは奥が深い・・・現場より勉強に専念したい衝動に駆られますが、都会と違って地方の町には人財が少ないのが現状です。
日本語教室が地域の国際化の窓口として価値ある場所であると認めてくれる自治体は・・・まだまだ・・・
学んだことを天国に持って行くのではなく、現場に還元するのが生涯学習の本質だと思うおばさんなので、日本語教室から離れないと決めた自分です(時々は・・東京まで勉強に行くことは怠らず・・)


町の国際化の歩みを振り返ってみたいと思います

最初に日本語指導を依頼されたのは縫製工場でした。
20年前の縫製工場には、タイ・ミヤンマーの研修生がほとんど・・・当時は景気が良く、会社も外国人労働者と地域住民との交流を積極的におこなっていました(日本人労働者や周辺住民との関係は良好でした)
私たちが主催する「日本語教室恒例盆踊り会」にも積極的に参加させてくれました。
媒介語として英語と中国語を使っていた私には、タイ語やミヤンマー語は衝撃的な文字でした(正直、見たことがない文字)

この経験は、自身の日本語指導に大きな影響を与えました・・・媒介語が使えない日本語指導(日本語で指導)は、「ことばの指導の本質」を考えることに繋がりました。


10年ほど前から、企業は中国人を研修生として呼ぶようになりました。
しかし、バブルが終わったころから会社は外国人研修生制度を企業救済として利用するようになり、日本語指導はもちろん地域住民との交流も一切断ち切るようになりました。
研修制度を悪用する会社もあり、負い込まれる研修生が出てきました・・全国で事件になったところもあります。
地域の国際化は、企業の国際化の関わりの中で生まれたものだと言えるかも知れません。



タイ・ミヤンマー・マレーシア・フィリピン・ベトナム・インドネシア・中国・韓国・・・・地方の町には様々な国のお嫁さんが住んでいます。

研修生として来日した人たちが日本人と結婚して、母親になっている現実があります・・・文化の違いや日本語など覚えなくても良いとされていた研修生たちが、過疎化の町で妻になり母親になり「嫁なんだから日本語が話せて当然、どうして分からないのか・」と責められているのです。


地域日本語教室の果たす役割とはなんなのでしょう・・・
企業の尻ぬぐい・・?・・・・

昔、行政に言われたことがあります「あの会社は町に貢献しているのだから、研修生にボランティアで日本語指導をする気持ちを持つべきだ」・・と。
私はハッキリ言いました・「外国人研修制度で利益を上げているのだから日本語指導にお金を払うのは当然のこと、何でもかんでもボランティアと考えるのは間違っている」
会社に日本語指導の様子を見てもらいました・・・その結果、会社はお金を払うことを了承し全面的に日本語指導を任せてくれたことを今でも忘れられません。

教室をオープンにしているのは、指導現場を見てもらうのが一番効果的だと実感しているからです。

今はその会社も倒産し日本人従業員も総て解雇されました・・・誘致企業には心構えが要ります・


日本語教室は・・地域の国際化との戦いであり、共存であり、融合でもあると思ってきました。
だからこそ「ことばを生きる力にする」日本語指導者であるべきだとも・・・


ある会社から届いたメールです

「 大変ご多忙のところ恐縮ですが、先生が主催されていらっしゃる日本語学習会に、ベトナム出身の方は在籍しておりますか?またはご存じないでしょうか。
現在、中国から技能実習生を受け入れておりますが、今年はベトナムからの実習生の受け入れを予定しており、ベトナム語の出来る方を捜しております。通訳できるようなレベルであれば尚良いのですが、もし、そういう方が学習会にいらっしゃるなら、あるいはご存じなら、ご紹介していただくことは可能でしょうか。」


企業研修生の課題は多く、事故や事件も多いのが現実です。
研修生である彼女たちのSOSも聴いてきました(私は外国人相談員を拝命)
企業だけが儲かる研修制度では・・日本の信頼は根底から崩れます


日本が国際化社会を受け入れて行くなら、恩恵と同時に負の部分も受けとめて行かなくてはなりません。



企業が外国から来る研修生たちに日本の文化や習慣を伝え、地域住民と交流や理解を深めることに視点を置いたら、もっと違う国際理解ができるような気がしています。
その結果が日本人との結婚だったとしても、・結婚でなかったとしても・・日本を世界に伝える絶好の機会だと思いますが・・・



企業と日本語教室との連携
行政と日本教室との連携
地域住民と日本語教室との連携



地域の国際化を考える上で・・重要な視点だと思います
日本語指導も日本語支援活動も・・・弱者救済活動では・・・決してありません・・・


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