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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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優しい言葉・・

2011.02.21(03:30) 127

先日、フィリピンのお母さんとケンカをしたN子(小学4)が、コッソリ「先生、お母さんと仲直りしたよ。心配かけてゴメンナサイ。でも、ありがとう・・もうケンカしないから・」お母さんをチラッと見てウィンクしてくれました


N子のお母さんは、興行で日本中を回り板前の御主人と出逢いました。子どもを授かりましたが、働くためには生まれたばかりのN子を、フィリピンのおばあさんに預けるしかありませんでした。
7年前、夫婦で能代へ働きに来ました・・破天荒なほど明るくて姉御肌・・もちろん美人です・・しかし・彼女の話す言葉を聞いてビックリしました

貴女の日本語はどこの言葉なの?と聞くと、大坂、名古屋、広島、東京・・色んな町で働きながら覚えた日本語だからゴチャゴチャ~、書いたり読んだりは無理だよね~ダメー・・アホなんだよね~
でも、お金貯めて早く子ども呼んで 一緒に暮らしたいって思ってるんだ~・・


言葉遣いは乱暴ですが、真面目で愛情いっぱいの女性だと感じました・・・外見の派手さ?とは違い、どんなに夜中まで仕事をしても、朝10時からの教室には休まず通いました。読み書きを覚え漢字に挑戦し始めた頃、フィリピンに居る娘(N子)を能代に呼ぶことができないだろうかと相談されました。

御主人は能代出身の人ではありません・・・色々な町へ行くたびに日本語教室に通っていた妻です。でも、読み書きができ、漢字も書けるようになったのは、この教室が初めてです。この教室がある街なら娘を呼び寄せ、店を構えて家族3人で暮らせるのではないかと思うようになりました・・・どうか宜しく御願いします。

その後、夫婦で居酒屋を開き・・・預けていた娘をフィリピンから呼び寄せました・・・それがN子です


お酒は一口も飲めない板前の父親は、N子が可愛くて可愛くて仕方がありません・・優しく娘と話します・・・・最初は一言も話せなかったN子も今は、日本語が不自由なく話せるようになり優しい言葉遣いです。

しかし、お母さんの言葉は以前より優しくなりましたが、やっぱり少し乱暴です・・・子どもを叱るときも・・・アー言うことが聞けなかったら・・死ね!死ね・・やめてしまえ!帰れ帰れ!・・・口だけだって分かっていますから気にしないN子でした。

それが・・先日は違いました・・

親子ゲンカで、いつものように使った言葉・・・普段なら聞き流すはずのN子が、泣き出してしまいました・・・お母さんはヒドイ、人を傷つける言葉を使うなんて最低の人間だ等々・・手が付けられないほど泣きます・・・・いつもの言葉なのに、どうしてそんなに泣くの・・戸惑った両親・・



どうして許せなかったのか・・・理由がありました。

学校で乱暴な言葉を使う子どもが居て、外国から来た子供達に死ね死ね、帰れ帰れと言うそうです・・その子どもの言葉遣いがクラスで問題となりました。先生も、人を傷つける言葉を使う人間は最低の人間だ。「死ねとか帰れとか言わないように・」と言ったそうです。
その話を胸に留めてN子は帰宅しました。・・・

子どもは、どんな小さなことでも教師の言葉を心にとめます・・・・教師の一言一言は大きな意味を持ちます・・

帰宅してケンカをしたとき、先生が言った最低の人間が使う言葉を・・母親が使いました。

お母さんは私が嫌いなんだ・・思いやりがないんだ・・最低の人間なんだ(思っちゃいますよね~)
チョッピリ派手で言葉遣いが悪くても、N子はお母さんが大好きです・・だからこそ、学校で問題になった生徒と同じ言葉を使う母親が許せなかった・情けなかった・どうして最低な人間と同じ言葉を使うんだろう・

泣いているN子を慰めるように子供達が何人か側にいました。いじめや言葉の問題は、教室ではどの子にも共通の悩みでもあります。なるべく一緒に考えるようにしています。

こういう問題があったとき・・ある意味、子供達と話し合うのには絶好の機会です。

どうして乱暴な言葉を言われるとイヤなのかな~どう思う?
みんなが嫌な気持ちになるし・・人をイジメるのは良くないもの・・

じゃ、どうして貴方達はそう言う嫌な言葉を使わないの?
だって、私の周りでは誰もそんな言葉を使わないし、教室の先生達だって優しい言葉で話すでしょ・・人に嫌な気持ちをさせるのは良くないから


そうだね・・じゃその子は、その嫌な言葉を誰から聞いたんだろうね?
あっ!・・・誰かに嫌な言葉を言われたから、その言葉を覚えたんだ
じゃ・・・その子は・・ホントは可哀想なんだ・・(子ども達は、何も変わっちゃいない・・純粋で素直・)

「周りに嫌なことを言われながら、頑張って生きてきたんだろうね・・その子・・」・と・私は言った・・

今度から嫌な言葉を使う人がいたら、「可哀想な人だな~て」思えばいいんだね・・そうだね・・分かった・・
(子供と話すことで、自分自信が救われるときがある・・子どもに話しながら、自分に言い聞かせている)


N子は呟いた・・「お母さんも嫌な思いをイッパイしてきたんだね。でも、私のこと大好きだって言ってくれるし
優しいよ」

そうだよN子・・貴女のお母さんは、貴女と暮らすために、お父さんと一生懸命頑張ったんだよ。言葉遣いが悪い分だけ苦労してきたって分かるでしょ・・でも優しくて真面目なお母さんだということは、お父さんと貴女が一番知っているよね・・・この教室に貴女が来ることができたのもお母さんが居たからだよ・・

ウン分かった・・お母さんに謝る・・お母さんは頑張って生きてきたんだものね・・・・


言葉でいじめる人がいたら・・ホントは、その人の方が、可哀想な人なんだよ

教室が、子供達が救われる場として存在するからこそ・言える言葉なのだ・・・教室の仲間に感謝!
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