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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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高校入試

2010.02.21(06:59) 13

子供の高校入試を控えた中国帰国2世の夫婦が、相談にやってきた。

20年前、永住帰国した当初、彼らは新聞に取り上げられ、中国生まれの子供は日本の小学校に編入した
日本が認めた永住帰国家族であり、能代に初めて帰国した家族の子供と言うことで、学校側は最大限の支援をした。
ある意味、日本の学校社会や進路に関しての理解をする努力をしなくても良かった・・後から考えるとそれが裏目に出た事になる

日本に帰国してから、彼らにとって二人目の子供である男子が誕生した(日本国籍の子供になる)

特別相談されることもなかったので、真面目に仕事をして家も購入した彼らは、生活面でも自立し日本で生まれた子供も問題なく学校へ通っているものだとばかり思っていた

長く生活していると彼らの文化が日本人ではないことを忘れがちになる・・彼らが向きあう現実は全てが初めての経験であり、誰かが助言していかなければ対応できない事を忘れていた自分を反省した

子供が前期を推薦入学で受けたが落ちてしまった。
担任の話を理解できない所が多いので、三者面談に一緒に附いて来て欲しいと言われ、話を聞きに行き驚いた。。

教師曰く・・
この3年間、子供は学校で積極的に学ぶ意欲を見せない。何を考えているのか理解できない所がある

推薦入学は、本人が希望したから書いたが、成績が満たなかったから落ちて当然である
クラブは頑張ったが、学校の成績が悪ければ意味がない。それをカバーする事は中学ではしていない。

両親の考え方にも問題がある。子供の進路に対しての意識がなく、学校生活への配慮は何もない親だと感じている・・

父親の名前が中国名なので外国人なのは分かっていたが、中国人は子供に感心がないのだと思っていた。様々な連絡が通じず学校側も色々困ることが多かった等々(中国永住帰国家族であることも、その家族がどんな立場で日本に来たのかも理解していない・・関係ないと思っている教師)・・・日本人の私が付き添って行った事もあるだろうが本音で語った。

母親が一緒に聞いていて・・泣き出した。

私達は日本の学校の事を何も知らなかった。
クラブを一生懸命やると高校に入れると教えて貰ったので、勉強よりクラブを頑張らせた。

日本語があまり理解できないので、お知らせなどはほとんど読めなかったが、
学校から直接電話がかかってきた時に対処することで良いのだと思っていた(来日当初、それを良しとした学校側の対応を一般的な対応だと思ったとしても彼らを責められない・・)

私達は学校に迷惑をかけていたのですね・・「始めて分かりました。すみませんでした・」と、泣きながら担任に謝る母親の姿があった。

日本の社会は、最初は許されることでも長い年月が経つと許されなくなる(誰もそれを教えようとしない)
日本で認めた来日家族(厚生省に登録されている)も、少子化過疎化で嫁を貰った家族も対応は同じなのだ


日本語が理解できず日本の学校生活やルールが分からない事は、学校側に誤解され子供自身の進路にも影響してしまう。
どうしてここに来るまでに、両親や子供と向きあって注意したり教えたりして下さらなかったのかと聞くと「そこまで学校は介入できない。あくまで家族の問題だから」と言われた

しかし外国人の親の場合、子供の進路は家族の中で片付けられる問題ではない。
日本のルールの中で生きていく子供達に、それらを教えるのは外国から来た親には無理な話だ
なぜなら文化も習慣も学校の仕組みも知らないからだ。

無事書類を書き直し、担任にも理解して貰ったが(何処まで理解してくれたか疑問だが・)

反省と、考えさせられた問題だった・・
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