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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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帰国しないお嫁さん達

2011.03.31(13:28) 134

今回の原発事故で、たくさんの外国人が帰国したという。
こちらのような過疎地に来たお嫁さん達にも外務省の方から連絡が入り、緊急避難の要請があったというから驚くと同時に、頼りになる人もおらず情報も入らない中で怯えていた外国籍住民にとっては、救いの手だったことだろう。
緊急帰国した外国籍住民を非難する権利は今の私達にはない。なぜなら、地震から20日以上経っているのに、避難生活をしている人たちは今も苦しんでいる。対策の遅れや原発のウソで私達日本人でさえ戸惑っている。頼る人も支えになる人も居なかったら、帰国の途につく選択をしたとしても仕方がないことだと思う

留学生や会社研修生やALT(学校英語指導)など多くの外国人が緊急帰国する中で、一番悩んだのが、お嫁さん達である。母国には親も兄弟も居るのだから、帰って来いと連絡が入るのは当然のことだ。

しかし、彼女たちは、日本で、妻であり母親であり家族の一員として頑張って生きている人達だ。簡単に帰国するとは言えない現実がある

私は日本人になったんだもの、みんなと一緒に頑張る」「子どもが居るから帰国するならみんな一緒・・でもこっちにも主人の両親が居るもの・だから頑張る」「みんな居るからここにいると安心・・死ぬときはみんな一緒だよね」「帰国しても子どものこととか心配・・この街にいるとみんな助けてくれるから帰らない」

地震直後、教室のみんなと連絡を取りあった。みんな日本に残っている・・日本語教室の仲間は動揺しなかった(秋田県だという地の利もあったが)
みんなで励まし合い、協力してこの困難を乗り越えようとしている・・まだ余談を許さない現実があるが、こちらでは新学期ももうすぐ始まる・・平常の生活があるからこそ、苦しんでいる人たちを救える。

貴女達の母国の人たちで困っている人が居たり、必要だと思う支援をするときは私達にも声をかけてね・・みんなで協力するからね・・今の私達の教室ができる支援の仕方である。
日本語教室での絆がなければ、本当の意味の外国籍住民の支援はできないような気がする。

今回の災害で、多くの外国籍住民が亡くなってしまった・・きっと町で、住民として一生懸命生きていた人たちだったはずだ。残された子供達はどんな気持ちで生きていくのだろう・・生き残った人たちが希望の持てる日本を取り戻さなければ、亡くなった人たちが浮かばれない・・

落ち着いたら日本に戻ってくる外国籍住民がでてくるだろう・・・日本の学校の制度や、日本人独特の感情(非常時に日本を捨て母国へ避難した人たち・と思う日本人も存在する)が理解できない外国籍住民に対する風当たりが強いような気がする。

ホントは外国籍住民だって帰国したくはなかったはずだ・・誰か心の支えになる人が居てくれさえしたら・・地震の被害も津波の意味も、そして原発の真実ときちんとした情報が伝えられていたら・・これほどパニックにはならなかったと思う。

今回の被害は、多くのことを私達に教えてくれている・・世界の中の日本・・世界中が日本の全てを見ている
自己保身だけの政治・・見捨てられる国民・・信頼とは何か・・絆は誰と作るのか(買い占めに走る日本人・・乳幼児に行き渡らない水・・悲しい現実)

多くの国民がこの地震の被害を自分のものとして受け止め、原発を自分自身の恐怖として実感したと思う
私達は微力である・・歯がゆい・・何もできない自分がもどかし・・

今の私ができるのは、教室の仲間を守ること。
母親達も乳幼児も子供達も家族も国境はない・・国が違っても絆は作れる・相手と向き合い、思いやっていれば、お互いに本音を語り理解しあえる

それが実感できたことは大きな収穫だ・・より強い絆を作り、多くの人達を捲き込みたいと思った



今回の原発事故で、東京に住む外国人が、ある雑誌に投稿していた・・

[出国した外国人が住んでいる東京が実際どのぐらい危険かを考えると、あのパニックぶりには失笑を禁じ得ない。東京からテルアビブに避難する人のリスクの測り方には首を傾げてしまう。バリ島に避難した知り合いは、ホテルでデング熱(出血性の伝染病)になり、治療のため東京に戻ってきた。
この国の外国人コミュニティーとこの国の関わりが、これほどご都合主義的で薄っぺらであるかを今まで認識していなかった]

この投稿内容を見て、本当だなーと思う・・・多文化共生社会や異文化理解と言いながら、御都合主義な国際化が露見したような気がする。

でも、この投稿者が書いた言葉をきちんと受け止め、反省する姿勢を持たなければ日本は変われない・・
本音で語る外国籍住民の声を聴く・・それがこれからの日本を築く一歩になるような気がする

私は、そう思って日本語教室に関わっている・・

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