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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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これって変じゃない?・・携帯電話・・

2011.05.15(02:45) 143

今年、高校に入学したフィリピンのY君・・・携帯電話が欲しくて欲しくて、親に言ったが買ってくれない
「先生、携帯電話が欲しいんだけどダメかな~親に話してくれないかな~」・・・正直、私は携帯電話は高校生には不要だと思っている。
確かに連絡等があるときは便利ではあるが、子供が携帯電話を持つことにはデメリットの方が多いと思う派である・・どうしても欲しかったらアルバイトして自分で買えばいい・・支払いももちろん自分でさせるべきだと思う(私って意外に頑固なんですよ・・いろんな子を自宅に泊めたり預かった経験から、携帯電話が良いなーと思ったことは一度もないので・・)


Y君がガックリしている所に・・小学校での非常勤日本語指導者が相談したいことがあるとやって来た・・

小学校の連絡網を作るに当たって、父兄か本人の携帯電話アドレスを聞いて提出するようにと言われたが、外国籍の母親達は携帯電話を持っていないか、メールを読み取ることができないのでイヤだと言う・・・担任から日本語指導者が説得するべきだと言われたが、上手く伝えられないのでどう説明したら良いだろうか・・との相談だった・・

運動会や行事の連絡を業者に依頼し、父兄の携帯に連絡するというシステムにPTAが合意したのだという・・・国際化とか多文化共生を言う前に、こういうことをどうするかを日本語教育関係者は考えるべきだ


携帯電話について、色々な相談を受けたことがあるので少し上げてみたい・・

1 結婚してお嫁さんになった外国籍花嫁が日本で携帯電話を買う場合、必ず家族か日本人の保証人が必要に    なる。嫁を貰う手続きには簡単に印鑑を押すが、言葉の通じない嫁の保証人に夫はなりたがらない。
  結婚決定より、携帯購入の決断の方が難しいらしい(苦笑)

   
2 家族(日本人)は嫁に携帯電話を持たせることを躊躇する
  持たせることによって、同国のお嫁さんや母国と長電話をして高額な料金を払う問題を受けたことがある・・  日本語を学ぼうとしないお嫁さんや学ばせない家族に多い

3 もし、持っているとしたら家族に内緒で、仲間同士で母国語で話すか英語でのメールである
  (ロシア語とかタガログ語とか韓国語のメールのやりとりは難しい現実がある)
  だから、携帯電話を持っていることを家族に内緒にしている嫁さんが居る


4 外国籍の嫁に日本語を学ばせよう、学んで貰おうという意識が欠如している夫が多い 
  嫁は方言がしゃべれて愛想が良ければ良い・・外国人の嫁が、日本語の文章が読めなければ困るだろうなー   という意識がない・・・勉強しなければ日本語の文章など読めないのは当然なはずである・・それなのに・・
  「10年も日本で暮らして入るのに、嫁は、日本語が読めないし書けないんですよ・・ホントやる気がないん  だから」と嫁を侮蔑する・・永年暮らして、嫁に家出された相談を受けると、ほとんどの日本人が言う・・
  生んだ子供に、侮蔑する言葉を投げつけられた母親の心を考えたことがあるだろうか
  文化も習慣も違う場所に必死で生きている人達の心や言葉が理解できない人のことを考えたことがあるのだろ  うか・・そう思う人達と出会うことが多々ある
  (そんなことを考える人達だったら・・嫁が逃げるなんていうことにはならないが・・) 


5 家族同士の会話がほとんど無い場合、携帯電話にのめり込み依存する・・これは子供の問題と似ている
  外国籍住民ののめり込む相手の99%が同国人である。
  言葉が通じることは・・心の中を吐き出すことができるからだ・
  パソコン依存症になり家事も子供も放棄しそうになった母親と話したことがある(娘からの相談だった)
  寂しいのだ・・・
  夫はもちろん(妻の母語の1個でも学ぶ意識さえない)子供達との会話(相談相手になれない自分)
  一人の人間として惨めな自分
  そこへPCで母語が同じ人達との会話・・嬉しいのは分かる・・自身の存在価値が認められるからだ・・



携帯やPCの負の部分だけを言うつもりは毛頭無い・・私自身、このHPを作りたいと思った人間である
しかし今の日本社会で、携帯電話が道具として便利な機能だと考えて使用しているだけだと言えるだろうか
機能以外に・・人の心の逃げ場所としての部分を占めていると思ってしまうのは私の仕事柄だろうか・・



今回の「携帯電話事件?」の話を聞いて改めて思った

連絡網を簡潔にし教師に負担を負わせないようにするが、個人のメールアドレスを学校側に知られたくない父兄が多いという(学校に子供を預けてもその学校に個人の情報を知られたくないなら、学校側に責任を全て押し付ける姿勢も辞めるべきだと思うのだが・・)

PTAで決めた連絡網の様式なら従うしかないだろう・・しかし、多文化共生社会を考えるなら、学校が父兄にメールを送るなら、外国語版で送る姿勢があっても良いのではないだろうか・・


携帯メールが読み取れるほどの日本語能力に到るには、並大抵ではできない・・日本語を学んでいる人なら頑張ったらできるようになるだろう・・しかし、日本語を一度も学べなかった外国人に、日本語で送られた連絡文を受けろというのは、ある意味イジメと同じことだと私は思う。


日本人でも、PCが使えない人や、携帯を使えない人はどうするのかと聞くと・・担任の先生が直接電話で父兄に伝えることになっていると言う・・・外国語ができない先生は無理と言うことか・・
だからこそ、日本語を学ぶことの意味があるはずなのに・・誰もそこを言わない・・
外国籍住民もその対応で解決のはずなのに、日本語支援者にどうにかして欲しい、何とか携帯を買わせるようにして欲しいと担任が望む・・

これからの国際化を受け止めていく地方の町でも、学校に母語が違い文化が違う子供達が多くなっていく
日本語が理解できない人達が、日本人が決めたルールや規則を理解できないのは当然だ・・その意識さえ持たない日本人・・

私達日本語指支援者の役目は何なのだろう・・翻訳をし通訳ができるだけではなく、それを現場でどう生かすのか・・どう伝えていくのか・・学校と連携を取る方法はないだろうか・・

母語が日本語ではなくても、連絡がキチンと伝えられる方法を考えられたら・・学校も親も助かるのではないだろうか・・・誰か一緒に考えてくれる所がないかな~・・日本語教室が総括して受け取るか・・連絡網を独自に持つか・・・いつも自分の無力さが・・悔しい!


きっとこれを読んでいる人の中に・・思っている人がいるでしょうね・・
夫が日本人なのだから・・夫の携帯を連絡メールアドレスにしたら解決するはずでしょうって・・

そうなんですよね・・私の彼はとても協力的な男性なので、日本人の男ってもっと女性に協力的だと思っていたのです・・・・でも、ほとんどの女性は、妻・嫁・母親になると誰も協力してくれなくなるんですよね・・

女の人は、「嫁や妻や母親」という名前になると、人に頼らずに一人でなんでも解決しなさいという代名詞になってしまう・・外国籍の母親達と関わって・・イヤと言うほど感じています


夫に考えて貰えば・・・それで解決できたら、私の悩みはナンジャ!!
(彼が出張で連日不在中で~す)




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