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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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外国人日本語指導者の役割

2011.06.30(05:55) 153

「中国で日本語能力試験1級に合格した嫁だから、日本語教室の日本語指導者として雇ってくれないかとやってきた男性が居る・・・試験に合格した母語話者だからと、すぐ日本語指導者にしていいのだろうか・」と相談された

日本語を学び資格を取り、日本の文化もそれなりに学んだのに活躍する場がない・・都会の日本語支援関係者達はそういう人材を活用しようと働きかける。

しかしチョト考えて欲しい・・地方で暮らす在住外国人が使う日本語は、文法上正しければ、それで良いと言えない場面が多々ある

主に母国で日本語を学んだという人に多いが、正しい文法で語彙をつなぎ合わせて正しく発音することができれば会話が成立すると考えている。
しかし、実際の社会生活で上手くコミュニケーションをするためには、文法や音声の正確さだけではなく、話し手や聞き手の大間関係、話す内容、場面などに応じた言葉の使い分けが必要になる。

特に田舎の町では、それが上手くできない場合、日本人でも疎外されていく・・・

日本語指導者は、言葉の使い分けの現実の姿とその要因を知らなければならない。さらには、そこに関わるコミュニケーションの実態も把握することが重要な課題となる。言葉と社会との関係を知らない人間に教わった日本語は、生活言語としては使えないことに外国人受講生達は気づいていく・・それが日本語教室に通わなくなる一番の理由だと思う。

中国語が話せる・英語が話せる・日本語が話せる・・しかし、言語とその国の文化や社会とを関連づける指導者が教えないと、間違った日本語を使う人を育てることになる・・・しかし、今までもさまざまな日本語指導養成講座に参加したが、それらを学ぶことはなかった・・

日本語指導者として日本で生きる外国人への支援に欠かせない条件は、生活者として生きていくための文化や習慣を理解し把握できる能力・・・言語と同時に、日本で生活者として生きていくための学びが鍵となる・・

教室は日本語能力試験合格を目指す・・最低でも5年以上、教室で学ばなければ合格しない・・
しかし、日本語教室で地域との交流をする5年間は、日本社会で生きるための文化や習慣を学ぶ貴重な時間になる

単に外国人に試験に合格させようと思っている訳ではない・・時間をかけて、日本の文化を身体で受け止め学んだ外国人が日本語能力試験に合格することは、日本社会で自立して生きていける人材を育てることと結びつく
それは、何処の職場でも必要な人材になる・・職場を辞めさせられることはない・・

外国人日本語指導者の役割は大きい・・しかし、母語話者だから教えられるという考え方は、日本人なら誰でも日本語指導者になれるというのと同じになってしまう。
母語と日本語ができるだけなら・・辞書でも良い・・今の辞書は音声も出る(苦笑)

日本社会のルールや習慣の違い、日本社会で生きるためのコミュニケーション能力・・それが理解できる外国人指導者は・・これからの日本社会を変えていけるほどの力があると思う。
地方の町では、なかなか人材が育たない・・大学生や留学生は地方の町には定着しない・・

根気よくやるしかないが・・手応えは感じている


相談された中国からのお嫁さんも、能力試験に受かる力があるのなら、日本社会のルールや習慣も理解してくれるだろう。いつか日本語教室で言葉と日本社会の関わりを教えられる人材になるはずだ。

ゆっくり育てて欲しい・・・・日本社会を支える人達なのだから・・モチロン子供達も含めて・・
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