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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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進路を考える・・大学はなんのため パート2

2011.07.16(10:40) 159

Kは県内の大学を目指している・・大学のグローバルセミナーにも参加し、学ぶことに意欲的だ 
講演を聞いたり、セミナーへ参加するたびに自分の思いをメールで送ってくれた・・

これだけは言っておきたい・・・私は、Kを日本語指導者にしたいと思ったことは一度もない・・
本音を言えば、金にならないからだ・・どんなに町に貢献できる人達を育てても、日本語能力試験N1・N2の合格者を輩出しても、現時点ではボランティア活動としか言われない・・私自身がイヤと言うほど知らされているからだ・・

しかし、Kが日本語教室でボランティア活動をしてきたことで、国際化に対応する学びをしたいと思ったことは大きな財産だと思っている・・・
一人の人間として日本語を必死で学び、自律して生きている外国人が教室にはたくさんいる。私達と同じ地域住民として子育てをし日本人にも認められ生きている。
そんな自律できる人を育てられる日本語教室である・・・・日本の若者Kが、人間として成長するために影響を与える大人が存在する場所だ・・・文化や習慣の違いを日本語で話してくれる外国から来た人達

そのKが、大学のセミナーの進路相談で将来の自分の夢を・・

「日本語指導者になって地域のために貢献したい」

と語ったことは、それほど価値のない・・バカにされることなのだろうか・・・



セミナーの大学教授が言ったそうだ・「日本語指導者なんかになるのに大学までいく必要はない、大学が必要とする人間は、そんな人間ではない・・」

セミナーに来ていた高校生が言ったそうだ・・「そんな金にもならないことを目指すなんてバカじゃない~」

高校教師が言ったそうだ・・「気持ちは分かるけど、お金にはならないから、そんな夢は諦めなさい・・」


若者が考える将来の夢・・自分で見つけた目標に向かって学ぼうとする姿勢を打ち砕く権利は誰にもないはずだ
学びは人を成長させるものではないのか・・学ぶことで、当初持っていた進路や夢を変更することだってあり得るだろう・・

大学が優れた場所なら、子どもの持つ未熟な夢?を、もっとお大きなものに変えられる指導をすればよいではないか・・

今の時点では、日本語指導者は金にはならない職業といわれている・・しかし、今、金にならないからといって、将来の夢にするのも諦めろと言うのはどうだろうか・・・



Kは・・泣きながら私に訴えた・・自分の夢はバカなことなのだろうか・・先生は勉強も何もしないで日本語指導者になっているのですか?・・地域に在住する外国人は問題ばかり抱えていると言われたのですが、私が見てきた外国の人達は一生懸命生きています・・私は何を信じたらいいのでしょうか・・

高校教師は、その大学を目指すためには、夢を諦めて別の道を選ぶように考えろと言うそうだ・・


大学や高校を・・そして子供達を責める前に・・考えた。
誰が・・日本語指導者をここまで貶めてしまったのだろう・・


国際化とか・多文化共生社会と言われる日本で、外国から来た人たちが住民として自立し、町に貢献できる人材となるべく学びができる国際理解教育の鍵となる日本語教室なのに、専門知識も教授法の学びもないボランティアに任されている地域の日本語教室

日本人なら誰でもできると言われ、活動に関わるボランティアの人達が、多くの悩みを抱えながら支援している現実がある・・・

関わり支援してきた経験から・・これは本質的には専門家のおこなうべき仕事だと断言できる自分が居る

しかし・・私達日本語支援者の役割とはなんなのか、真摯に語ったことがあるだろうか
     日本語教室は、人を育てる場所だと感じたことがあるだろうか
     外国から来た人たちも、一人の生きている人間だと思って関わる人が何人居るのだろうか


Kと話ながら・・・若者に悔しい思いをさせた一番の原因は、私達なのだと改めて思った。

これからの地域の国際化は、本気で考えなければならない・・だからこそ、今の未熟な若者達を育てて行くべきではないのか
世界に通用する若者・・・・英語が話せるだけの若者ではなく自分の意志を持つ若者


高校生のKが目を輝かせて夢を語ってくれたとき・・まだまだ未熟だけれど、もしかしたらこういう若者達が日本社会を変えてくれる原動力になるのではないのか・・これからの日本に必要な多文化社会や国際化社会を実現していくために必要な人材に育って欲しいと思った
日本語指導者になりたいと言ってくれたのは嬉しい・・しかし、学ぶことでもっと違う道が見つかる可能性だってある
大学でもっと知識を身につけ、真の国際化を実現する仕事に就くためにも学びが必要だとkに伝えた

同時に・・日本語指導者が、これからの日本を支える重要な役割を担う人材であることも・・微力な地方からの発信ではあるが・・これからも伝えて行かなければならないと決意した。


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