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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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辞書を引く

2011.10.20(04:10) 187

結婚で来日する人は、すぐ教室に来て日本語を学ぶ人と母親になってから学びにくる人が居る。

結婚当初は日本語なんて勉強しなくても良いと思っていた人も、子どもが生まれ、幼稚園・小学校と通い始めると日本語が読めないことや書けないことで、情けない思いをすることが多いようだ。

中国の人達は漢字圏なので、保育所や学校のお知らせは漢字を頼りに何となく理解しているが、フィリピンやタイ・ベトナムのように非漢字圏の人たちは、日本語を学ばなければ、お知らせの意味は理解できない。
会話が上手で日本人に溶け込んでいるように見えるフィリピンのお母さん達のほとんどは、日本語の読み書きができない・・・だから、学校などのお知らせを読むのは、日本語を学ばない限り無理な話である。

その実態に気づかないのが、幼稚園や保育所・・小学校の教師達も挨拶ができれば日本語は100%出来ると誤解する・・・外国から来た母親は「私は日本語が理解できません」と言えない辛さや苦しさを誰にも言えずに居る・・

挨拶できるし愛想も良いのだから、読み書きも出来るはずでしょ・
何年も住んでいるのだから、いい加減日本語は分かるでしょう・・
やる気がないから覚えられないのよ・・
母親なら、子育てをするために日本語を覚えるのは当たりまえ・・
笑顔で返事をしているのに、約束したことは守らないのよね・・
分かった?って聞くとハイって言うのにやらないのよね・・

いろいろな苦情に関わってきたが、全て日本語が理解できないゆえの問題だった・・

日本人は旅行者には親切だが、生活者として生きていく人間には甘くない・・叱咤・叱咤・叱咤・激励・(苦笑)
それに耐える根性と、自立する心意気が必要・・・・・地域住民になるのは意外に大変なんですよ・・ね


それでも、教室に来て学べる人達は幸せだと思う・・だからこそみんな必死で勉強する。

ひらがな・カタカナの読み書きができるようになると、みんな漢字に興味を持つ。
中国の人達も日本語を学んでいくと、中国の漢字と日本の漢字は違うのだと気づき始める。
音読み・訓読みというやっかいな読み方があることや、送りがなという訳が分からないものがある・・・面白いことに、この時点で漢字圏も非漢字圏も同列の学びとなる。


そこで、辞書の引き方を教える必要が出てくる

小学一年生の国語に面白い問題が多いので、やらせるのだが、難しい~と言いながら必死で辞書から読み方を探していく・・
「子供達は、学校でこういう勉強をしているのよ・どんなに大変か分かるでしょう・・子どもを怒ってばかりいないで頑張るね~って褒めてあげなさいね」・・と言える機会にもなる

子どもが学校で何を学んでいるのか分からない母親が多いので、実際の国語の問題と向きあい自分で解いていく経験は大きな喜びになる。
辞書には筆順も載っているので、ゆっくり見ながら書かせる・・非漢字圏の人達の方が、面白いといって宿題を持って帰る。

帰宅して、子どもと一緒に問題を解く母親もいる・・・子どもより、自分の方が辞書を探すのが速いと教えてくれる・・・
辞書があると便利ですね・・自分で漢字の読み方を探せるし書き方も分かるので楽しい
教室の受講生達のほとんどが辞書を持っている・・・漢字の読み方を聞く人は居ない・みんな自分で調べる・・・


辞書を調べるときの彼女たちの顔は活き活きしている・

初めて辞書の使い方を覚えたというフィリピンのお嫁さん言った・
「日本の辞書を使って、自分で調べることができるなんて絶対できないと思っていました・嬉しい~・・勉強するって楽しいです・・もっともっと覚えて子どもと一緒に勉強できるお母さんになりたい」

教室には、前向きで魅力的なお母さん達がいっぱいです・・・
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