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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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地方の町が作る多文化共生社会とは

2012.02.11(10:20) 205

日本語教室が街の人達に知られるようになり、協力してくれる人や手伝ってくれる人も増え町全体で支援して貰える状況になってきたことはとても嬉しい。

その分、・・・外国人の在留資格についての知識が無い一般の人達から、疑問の声が出るようになった

「結婚して4年もなるのに、まだ外国人のままなんですって、日本人になるのがイヤなのかしら」
「子供も生まれたのに、母親はまだ日本人ではないんですって・・子供が可哀想だと思わないのかしら」
「駄目な御主人なら、離婚することも考えても良いんじゃないかしらとアドバイスしたんですよ・・新しい道も開けるはず・・」

「日本語がぺらぺらだから、離婚調停も通訳者は不要だと思っていたのですが、全然理解できていないんですね~」
「入国管理局に行かなければならないと言うんですが、何か悪いことでもしたんでしょうか」etc~



当初は在留資格はそれほど重要なことではないと思っていたが、生活支援を継続しさまざまな問題と直面していくうちに在留資格の壁を知らされ、在留資格の基礎知識を学ぶ必要があると分かってくる

最初に記した疑問の声が、いかにトンチンカンなものであることか理解できるようになる。


外国籍住民が日本国籍を持つためには、日本人になる「帰化」申請の手続きをしなければならないことや、
結婚したら次の日から日本人の嫁と同じではない・・子どもを生んだら日本人になれるわけでもない・・など
・・一般人は誰も知らない・・当然のことだと思う・・



日本も多文化共生社会を当たり前に受け入れていかなければならない時代がやって来た。
移民を受け入れたことが無かった国が、移民を受け入れる社会を構築していかなければならない・・

どんなふうに対応していくか、他国から学ぶことも必要だと思う。
しかし、日本は日本なりの独自の移民の受け入れ方があるような気がする
過疎化・高齢化する町で、地域の主に高齢者を捲き込む国際交流事業を展開し、国際理解を人間理解の視点で協力して欲しいと訴え続けてきた。

20年の活動で、国際交流は英語や外国語などの知識を持つ者だけに与えられる特権事業のような国際交流のあり方に疑問を持つ自分が居る。

日本の国際化を実現するなら、日本の文化や島国ゆえの独自の国民感情をきちんと受け止めた上で、国際理解を進めるべきではないのか・・・・押しつけでは、本物の国際化社会は構築できない・・と思う・

島国の日本という社会の人と人との絆の作り方は、他の国には真似のできない独特なものがある。
理解できないものは受け入れられない・・・国際化とか異文化理解と国が言っても地域の住民には理解できない

目の前に居る人間がどこの国の人であろうと、その人が必死で生きていることが伝わり、一人の人間として信に足ると理解できれば、大きく手を広げ迎え入れる・・・・それが日本人・・というより人間の本質なのかもしれない。


人間理解から始めた異文化理解は、地域の高齢者にも抵抗があまりなく、受け入れて貰える




日本独特の「お陰さま」文化には・・特別な宗教も特別な信心も無い・・節操のない国とも呼ばれるが、だからこそ他国と違った多文化共生社会が築けそうな気がする。


20年の活動で、少しずつではあるが感触を感じる
過疎化・少子化する小さな町で、お年寄りの力を借りて実現する多文化共生社会・・
専門家から見たら、笑っちゃいそうな国際理解活動かもしれない・・・でも、みんなの応援がなかったら実現できなかった活動だった


地域住民が外国籍住民の在留資格を学ぶことは、彼らを本気で迎え入れるための第一歩だと思う。

外国人の存在も、外国人の嫁も、外国人の母親を持つ子供達も、・・彼らの存在すら認めようとせず、関心のなかった高齢者や地域住民が多かった町で、彼らを受け入れるために「法務省仙台入国管理局秋田出張所所長」を迎えて講座を開催する(もちろん文化庁事業だからこそ実現できる)


ここまで辿り着くのに20年かかった・・・一般市民の皆さんの方が、ずっと前向きに国際化社会を受け止めている
それは、直接自分たちに関わる問題だからでもある・・・


真摯に生きる人達の声を聴いてくれる市民の皆様に心から感謝したい
もちろん・・多くの仲間が支えてくれたからこそでもある
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