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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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お嫁さん達への支援 とは

2013.10.17(06:52) 296

全国の地域日本語教室を取材した論文の中に能代教室を書いてくれたものがあります。
抜粋して掲載しますので読んでみて下さい・・地方のお嫁さん達への支援について、とてもわかりやすく書いて下さっています。

**********

外国籍市民が少ない東北では異なる形での多文化化が進行中である。

農家の嫁不足の解決策として、中国やフィリピンから若い女性が農村に嫁いできている。
農村花嫁として日本語も日本の文化もわからない状態で嫁いでくる若い女性達は、同国人コミュニティ・レヴェルでのネットワークはなく、いきなり日本社会への完全な同化を求められる。

そんな女性たちのエンパワーメントには、日本語の習得が最初の課題となる。

農村の外国人妻が、外国籍市民の多くを占める秋田県のしろ日本語学習会は、「生活者」として女性達が地域社会で自立するためにリテラシー教育に重点を置いてきた

のしろ日本語学習会は、彼女らのライフコースを考えて、まずは日本語の会話から始め、日本の生活習慣、そして日本語の読み書きまでをサポートし、子どもたちも含めた学習支援をしている。

女性達が自分の勉強のために時間をとれるように、婚家との間にたって交渉することから支援するという。日本語のリテラシーを獲得した女性達は、地域社会レヴェルに自分自身のネットワークを持つようになり、自信を持って生活や子育てをするようになるという。
そうして自立した女性たちは、後続の外国籍の女性達をエンパワーして行くようになり、良い循環が生まれる

*******************


地域のお嫁さんへの支援には様々な形があると思いますが、能代は一貫してこの姿勢を貫いています。
最近は教室で学んでいるお嫁さん達の話しを聴きたいという依頼が来るようになりました。

先日も教室のお嫁さん(中国Qさん)に話して貰う機会がありました。
原稿の掲載許可を貰いました・・・外国から嫁いできたお嫁さんの思いが分かると思います




皆さん こんばんは 
 私は中国のDから来たQです。

私は日本に来てもうすぐ七年になります。いろいろなことがありましたが、今日は自分の体験を話したいと思います。 
「郷に入れば郷に従う」と同じような言葉が中国語にもあります。どこの国にもそれぞれの文化や習慣があり勉強しなければならないと思いますが、日本に来て文化や習慣以上に戸惑ったことがありました。
秋田県独自のものなのか地方の風習なのか、東京にお嫁に行った中国人の友達からは聞いたことがなく今もあまり理解できないことです。

 私は大家族の農家の嫁として結婚しました。
頑張ろうと決心してはいましたが、日本で実際に主婦になるのは思っていた以上に大変でした。
毎日の家事、畑や田んぼの仕事、育児など、いくら必死で頑張っても嫁なのだから当たり前、「ありがとう」ぐらい言って欲しいと思っても誰も言ってはくれません。
私はお手伝いさんになるために結婚したのかと泣いたこともありました。

また、もう一つ分からないことがありました。
主人の弟のお嫁さんは日本人です。日本の風習がわからない私は次男のお嫁さんを真似ていろいろなことを覚えようとしたのですが、叱られてしまったのです。
「あなたは長男の嫁だから」と言われたのですが、長男の嫁と次男の嫁は何が違うのか、長男の嫁はどうすれば良いのか誰も教えてくれません。そんなことは常識だとか考えたら分かるでしょうと言われましたが、日本で生まれ育った人なら判断できるかもしれませんが、文化も習慣も違う私には考えても分からないことばかりでした。
 
私たちの子供は日本で生まれ日本で生活し日本の環境に馴染んで生きて行くと思いますが、文化も習慣も違う国で生まれ育った私たちは、日本で生きて行くために学ばなければならないことがたくさんあります。

母親なのだから日本の常識は当然理解できると思われてしまうようですが、誰かが教えてくれなくては「当然や常識」が一番難しいことだということを、日本人の皆さんに知って欲しいのです。

北川先生と知り合ったのは四年前です。子どもはまだハイハイしかできなく子育てにも悩んでいたころでした。市の子育て支援センターの活動に参加し、初めて日本語教室の存在を知り連れて行って貰いました。

もっと早く先生に会えたら良かったと今でも思います。
日本に来て最初の頃は日本語があまりわからず、日本の生活にもなかなか慣れませんでした。
子どもができても喜びと同時に不安でした。日本の男性は仕事に忙しく育児や家事をあまり手伝ってはくれません。母親になってもわからないことがたくさんあり、どうやって子育てをすれば良いのか不安でいっぱいでした。

 北川先生と出会い日本語教室に通うようになってから日本で生きていく事に不安がなくなってきました。
教室では「ことば」だけではなく、花見とか盆踊りとか日本料理などいろいろな日本の文化を学ぶことができます。教室で覚えた"おでん"は中国に里帰りしたときなどに作り、みんなとても喜んでくれます。
結婚で日本に来た私ですが、日本語教室で学んだことを活かし、自然に国際交流活動ができる自分をチョッピリ嬉しく思います。 

 回りの人達はたぶん、日本語がある程度できればもう日本語の勉強などしなくても良いと思うかもしれません。しかし、違うと思います。
日本語は私たちが日本で生活して行く上で必要な「工具」だと思います。
覚えてうまく使い、磨いていけばもっともっと良い仕事ができる自分になれます。
それに気が付いたのは日本語教室で学んだからです。ですから今も日本語を勉強し続けている自分が居ます。
今年の12月、日本語能力試験N1を受けるつもりで申し込みました。
外国から来て、日本で頑張って生きている私たちのようなお嫁さんが居ることを知って欲しいと思います。
どうぞ皆さん応援して下さい。
本日はありがとうございました。
              
   


彼女はN2合格者です・・N1を目指し頑張っているからこそ、日本語で原稿を書いてもらいました。

地域で自立するためのリテラシー教育・・・・妻となり母親となり、一人の人間として自己を確立していく・・
努力するからこそ、多くの人達の代弁者にもなれるのです。


こんな風に・自分の思いをきちんと語れる女性が増えたら・・日本の国はもっともっと良くなるだろうなーと、いつも思います。

Qさんに感謝です・・・あんまりステキな内容なので、皆さんにも伝えたいと思いました
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