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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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地域で暮らす仲間として・・

2010.05.09(00:18) 30

能代市から車で一時間ほどかかるO市に、日本語指導に行くようになって今年で6年目になる

当時の0市の日本語教室は、文法や語彙は指導しているが、主に地域との交流を目指していた。
その割に、教室に来ている受講生達の評判が余り良くなく、子供達の評価も芳しくなかった。
地域の理解と支援をほとんど貰えない教室として存在しているような印象があった

正直、引き継いで指導を開始したとたん・・・前任者の指導法に疑問を持った。
文法を学んでいるが、日本語を使って会話する事を教えられていないと感じた。

最近、特に思うことだが「正しい文法で語彙をつなぎ合わせ正しく発音すれば会話が成立する」そう勘違いしている指導者やボランテイアが多すぎる。

私達日本人は、本当に文法や語彙の量だけで日本語ができる人と相手を評価しているだろうか
地域の住民として実際の社会生活で使うためには、文法や音声だけでなく、話し手や聞き手の人間関係、話す内容、場面などに応じた言葉の使い分けが必要なはずだ。

言葉と社会の関係を学ばないまま発話する外国人は、相手に不快感を与えたり、教養を疑われる
本当は日本語を指導した側の責任だと私は思う・なのに、いつの間にか外国人の教養や素養に責任転換されてしまう


言葉の使い分けの現実の姿とその要因、さらにはそこに関わるコミュニケーションの実態を把握していない指導者から学んだ外国人は、日本語を話すゆえに地域に疎外されてしまうという悲しい結果になってしまう

それをいつも胸に刻み日本語指導をしてきた私は、O市の日本語教室は、ある意味最初から作り直した教室でもある

まず、受講生達に日本語指導者として、私自身が信頼を得ることから始めなければならなかった・・話し方を直すことはプライドを傷つける事になりかねないので、相手と真剣勝負で向きあわなければ理解して貰えないからだ。

この人が教えてくれる日本語は、自分が自立することに確実に繋がる・・そう信じて貰えたら、指導者として80%成功した事になる。
O市の教室で信頼を貰えるようになるのに3年かかった。

日本語能力試験に合格したり、高校入試に合格する子供が育ち、親が今まで連れてこなかった子供達を連れてくる教室として動き始めた。
今は最初の頃より受講生が増え、みんなが休まずに学ぶようになっている。
そして、今だからこそ、地域に暮らす仲間として受け入れて貰えるように日本人住民に対する理解促進を支える活動をする時期だと感じた。


能代でも理解して貰うのに10年以上かかった・・国際交流は欧米とするべき、東アジアの住民が存在する町は国際化の町とは言えないから公にしないようにと、御注進いただいた事もあった(悔しくて泣いたことが何度あったろう)
能代より小さい町である0市が理解してくれないのは、ある意味当たり前でもある。


今年度のO市での初めての試みとして
O市のお茶会の皆様に御協力を願えないかと相談してみた。
単なるお茶の文化紹介ではない・・座布団の座り方と立ち方、お辞儀の仕方、丁寧な言葉を使う場面を体験させる等
学ぶ事はたくさんある・・同時に日本人の人達にも、頑張る外国人の存在を知らせたい

お茶の皆様から快く了解の返事を貰う・・外国人の存在を地域のマジョリティである高齢者や住民達に知らしめる活動も、日本語教室の重要な役割だと思う

6年かけて、優しい日本人の心を、素直に受け止められる度量を持つ人達を育ててきたと思う自負がある。

能代以外の町にも、外国にルーツを持つ人達が、その町で必要な人材として存在して欲しい。
それが、真の国際化社会であるはずだから・・
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