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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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外国人による方言弁論大会・・・

2013.12.09(06:34) 301

O町日本語教室の受講生・・優秀賞を貰ったFさんの原稿です
彼女の34年の思いや、方言との関わりなど・・とても良く書かれています。
全国にいる方言の中で生きて行かなければならない人たちが持つ、共通の思いだと感じました。

彼女が覚えた方言をきちんと発音できる人は、日本人でも何人居るでしょうか
O町がどこまで理解して「外国人のあきた弁 弁論大会」なるものを開催したのか・・な~んも考えてなかったのかも(苦笑)

O町には人財に値するステキな外国人が存在します・・でも、誰も関心を持ってくれません
大学生や留学生との交流のみ・・・
今回のFさんの参加で・もう少し日本語教室の受講生達に関心を持ってもらえることを期待しますが・(苦笑)

***********


男鹿弁を通して思うこと
            
            台湾台北出身 F

 私の故郷は台湾台北のとなりの新竹県です。新しい竹の県と書きます。
私の名前の竹子は、前の男鹿ホテル○○社長が私のふるさとの名前を忘れないようにとつけてくれたものです。お亡くなりになりましたが、いまでも大好きな社長です。
 縁があって男鹿の住民になり、34年がたちました。多くの人に支えられ今までがんばってくることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
 今は仕事が休みの時などには、いろいろな施設や老人ホームを訪問して、台湾高砂族の歌や踊りを披露するボランティアなどをしております。
 ようやく日本の習慣にもなれてきて言葉も大部わかるようになり、話したり聞いたりすることができるようになりましたが、初めのころは大変でした。
 男鹿の町の人達のことばがわからず、私が話しかけても変な顔をされることがたくさんありました。たよりになるのはやさしく教えてくれる主人だけでした。
 
 男鹿のことばで特に不思議に思ったのは「け」でした。「かきくけこ」の「け」です。
『け』とうことばには、場面や使い方でアクセントにちがいがあります
「けえ」とも「けっ」ともいうこともあります。髪の毛も「け」と言うので男鹿で使う「け」にはいろいろあるのだと、不思議でした。
また、男鹿の人達は声が高く、早口で乱暴な口調の人が多く怒られているのではないかと怖かったことがたびたびありました。生活するためには、ことばの勉強が一番必要だと思いました。
 
 しかし、男鹿で暮らし34年もたった今になって、この複雑で多くの意味を含んでいる「け」の一文字がすばらしいものであることがわかってきました。
 
  遠慮がちで内気な人に「これを食べなさい」「おいしいよ~」の気持ちを込めた「け」、  又、「おなごりおしいね」「又、来て下さい。お茶を飲んだりしてお話をしましょうね」の時に使う「またけ~」、  そして「どこか、かゆいのですか?さすってあげようか」などの時に使う「けーが」など、  さまざまな使い方があります。こんな風に「け」という方言には相手をいたわる思いやりの心が、ふんだんに入っているのです。
 この方言の意味を理解できるようになったことは、とてもうれしいことでした。
これを使えるようになってやっと男鹿の人たちと心から会話できる、つきあえるようになる・と思いました。 男鹿の人達のことばは乱暴なのではなく、遠慮がちな人へのすばやい対応と、相手に対しての思いやりや安心感を与えることから来ているものだとわかりました。
また、雪国の人は寒さのため長くしゃべれず、雪が口に入らないように短く会話するという説もあるようです。
 
 今から7年後の2020年、日本でオリンピック・パラリンピックが開催される事が決まりました。日本と外国との交流が一層さかんになります。
本当の国際交流とは何でしょうか?

外国人との交流は、単にことばおぼえて道案内をしたり、観光地やおいしい食べ物など珍しいおみやげを紹介することだけなのでしょうか?確かに日本の美しい四季や名所、旧跡を案内することも交流活動です。
しかし、もっと大切なものがあるはずです。
日本人の心、相手を思いやる気持ちは他に真似のできないものです。
日本へ来た外国人に、また日本を訪ねてみたい、また日本へ行ってみたい、それを感じさせることが一番必要なことではないでしょうか。
「この町に住み続けたい、この町の人たちと仲良くなりたい」と私たちが感じるように、外国から来た人たちに感じさせることが、いつまでも日本と外国との交流が続くことに繋がるのではないでしょうか。

 私はことしから日本語教室に通って、あらためて日本語を学んでいます。
少しでも男鹿の方言を知り、それを標準語で説明できる自分になりたいからです来たるべき時に、いつでもどこでも外国の人に日本の温かさを理解してもらえる自分になる事が今まで私を助けてくれた男鹿の人たちへの恩返しだと思っています。そのために、日夜ことばの勉強に はげんでおります。

 男鹿には素晴らしい方言がたくさんあります。
 私が覚えた方言をいくつか紹介します。
一つ、「しょうし」・・・
一つ、「めんけな」・・・
一つ、「ままけ」 ・・・
一つ、「だんだん」
一つ、「なんぼだ」・・・などなど。

方言は簡単そうに見えますが、使い方をまちがえると生意気で失礼な印象を与えてしまいます。
近所の人たちから学んだ方言を使って嫌われてしまった外国人もいます
「け」を一つ取っても、「け~」とやさしく上に上げたアクセントにするか
「け!」と乱暴に言うかで相手の受け止め方が違います。
 日本語は難しいですね・これからも,もっともっと勉強しなくてはなりません。

  本日は私の話を聞いてくださり、ありがとうございました。
  心から感謝します
「聞でけで、ありがとうさんでした。」
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