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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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思うこと

2010.01.22(08:32) 7

地域における日本語支援の在り方が、国の施策として考えられ始め、この2,3年前から全国各地から講演依頼や講師依頼が来るようになった。

その最中に、昨年9月NHK全国放送で能代教室を取り上げた「生きるための あいうえお教室」が放映され、全国的にも有名な場所として能代教室は存在する。

私自身が教室を作ったときの理念は、20年前から変わっていない。

地域の日本語教室では、読み書きは不要、聞いて話すだけのコミュニケーションが取れるだけで良い。
地方に嫁に来る人達に識字教育(読み書き)は重荷になると言われていた風潮の中で、地域住民として定着し子供を産み育てる人達だからこそ、識字教育は必要だと孤軍奮闘してきた。

あれから20年経ち、改めて今、識字教育の必要性が見直されている。



能代教室の真価は、20年変わらずに識字教育を続けてきた点と、言葉は文化があってこそ成り立つものという理念の元、多くの日本人住民の皆さんに協力をお願いし、理解してもらうことに全力を注いできた点にある。

この方法は、正直辛いことがたくさんあった。
肩書きも地位もない人間が、理念だけで愚直に進む道は棘を通り越すほど・・(今更言うまい・・)

しかし、その理念を曲げず貫けたのは、賛同してくれた心ある人達の協力と励まし(無名な得にもならなかった教室のために行動して下さった人達には心から感謝したい)と夫の理解があればこそと今更ながらに思う。

人は人によって叩きのめされることもあるが、希望を失わずにいられるのも人間の存在なのだと・・実感した者だからこそ言える。

文化庁主催の大会や各地域の大学で実践報告をしたり、全国各地で講演をさせてもらう機会が多いが、外国籍住民が散在している地方で、ビジョンを持って日本語教室を運営し、外国籍住民は、私達と同じ地域に住む住民として手を取り合う人達なのだと考え支援している所は、ほとんど無いと言っても過言ではない事を知らされる。

能代教室が、日本語教育学会や関係者の間で注目の的になる理由はそこにある。

能代で日本語ボランテイア養成講座を開催させてもらう事ができるので、国際化理解や言語支援は異文化を理解する姿勢があってこそ成り立つことを講座の中で伝える事ができる。
今の学習会は、それを理解している人達がボランテイアをしてくれている(これが一番の強みでもある)

子供達への言語支援も同じである。
子供の支援は、親と学校と地域と、その仲立ち的な立場の日本語支援者(言語支援の専門)が居てこそ成り立つ。


今の秋田県内での子供達への言語も含めて、支援態勢は万全ではない

大人の支援態勢も確立していないのだから、そこまで手が届かないと言う人もいる。しかし、子育て支援や次世代という視点で考えるのなら、過疎化少子化のために連れてくるお嫁さん達が生む子供たちに何の手当もしないのは理不尽であると言い切りたい。


母語が日本語ではないと言うことは、文化も育ってきた環境も違う事である。
その人達が、日本人と同じ視点で子育てができるはずもない(まして日本語習得ができていない親であれば尚更)
しかし、行政はその視点が欠落している。


子供は大人になる。何も手をかけなくても大きくなる。何も教えて貰えないまま育ち、理解して貰えないまま大人になる(皆が居なくなるとは限らない)・・・多文化共生社会とは異文化理解とは・・いったい誰が学ぶことなのか・



能代教室が規範になれるのなら、その覚悟をしよう。
全国から注目されている事は、本質的には人間として当たり前の事であるはずだから。

人が人として向きあうとき、相手が必要とすることを受け止め、できる事とできない事を提示する優しさ
人間として駄目なことは駄目だと言う思いやり・・


そして、私達が住む日本と相手が生まれ育ってきた国の文化や習慣の違いをきちんと聴く姿勢・・偏見さえなければ
当たり前の対応であるはず・・

それが難しいのが・・日本人(島国と言われる所以か・・)



しかし、能代の人達は理解してくれると確信する・・私達の教室が潰されなかったのが、その証拠である。
隠れ国際理解者が多い(笑)・・嬉しい事です・・自慢できる事です・・


全国に誇れることだと大いに豪語して、今年も全国で講演をしていこうと思う。




                                   会代表  北川   


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