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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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結婚届を出す

2010.11.09(11:00) 92

知らぬまに離婚届を出されていた中国のSさんが、正式な妻に戻る事ができました。この顛末を知っている皆様には御心配いただき有難うございました。

ケンカが絶えない夫婦ではあったが、夫が勝手に離婚届を提出するとは思ってもいなかった。彼女が泣いて私に電話をかけてよこしたのは1年11ヶ月前・・
小学1年の子どもの親権は夫(これも話し合いはナシ)慰謝料は一銭もないまま離婚届けだけが提出され、親戚に出て行けと言われたSさんには為すすべがなかった。

夫の言い分・・Sさん自身が家庭裁判所に離婚調停書を提出しており、双方の合意の下に離婚届を書いたとの事だ
変だ・・Sさんは日常会話は理解できるが、離婚調停での会話ができるほどの日本語能力はないし、裁判所の場所さえ知らなかったはずだ・・・。

Sさんと一緒に家庭裁判所へ行く(このときはまだ、アドバイザーの肩書きがありました)

驚いた・・離婚調停でのSさんの通訳支援者は誰かと聞くと、日本語は何でも分かるから通訳は不必要と夫が言うので通訳支援はつけなかったと言う・・単なる夫婦げんかではなく公の場での話し合いなら、まず人権が守られるべきではないのか・・・・

Sさんに、裁判所の場所と離婚調停証書の提出は、誰に聞いたのかと問うと「親切な夫の親戚の人が教えてくれた。家庭裁判所は、夫婦が仲良く生活するために調停してくれる所だから、妻が調停証書を書いて出すものだと言われたので、裁判所の場所も教えて貰って提出した」そうだ。

その結果このような離婚届の提出になるのは、違法ではないか・と裁判所に訴えた。

夫が呼ばれ、離婚届の捺印は妻の了解を得ず勝手に押し提出したことが判明・・・異議申し立てを受理できる事例だ・・・堂々とまかり通る不正と外国人妻の人権は紙より薄い・・・・

呆れた・・小学1年の子どもは「先生、お母さんにボクのこと捨てないでって言って・オネガイ~」と泣く(離婚届を出したのは父親なのに、子どもには母親がお前を捨てて出ていくと言っている)
子どもは半狂乱になった・・ケンカしている夫婦でも幼い子どもには両親が必要だ

離婚届の不正を公にして、もう一度正式な話し合いをするかどうか・・・・名前だけの夫婦が出した結論は、籍は抜いたまま、同居人として一緒に暮らしてみることだった。

Sさんは頭のいい人だ・・夫の離婚届提出は自分の行動にも非があると反省し、夫がもう一度結婚届を書くと言うまで待つ、彼から、いい奥さんだと思われるように努力したいと言う。

離婚された女が同居していても、夫の死亡時には何の保証もないまま家を出されてしまう・・Sさんを心配した。
弁護士に相談し夫の死亡時の対処法を教えて貰った・・考え過ぎだって言いたいんでしょう・でも、Sさんのアホな夫(失礼・)は68歳なんです。
本人は100歳まで生きるつもりですが・・生きられかも(苦笑)

しかし、それから日本語を必死で学び、自営業の夫の仕事を手伝い、妻としても母親としても必死で頑張ってきた彼女を見てきた・・ある意味、本当に別れることになっても生きていけるSさんになっていったのかもしれない。

夫はもう一度結婚届を書く決断をした・・Sさんの方が、吹っ切れたのかもしれない。これ以上、このままの状態なら本当に出ていきますと夫に言ったそうだ。
子どものことも「親権が貴方なのですから置いていきます。宜しくお願いします」とキッパリ言ったそうだ。

小ずるい夫も、この言葉には言い返す言葉は見つからなかったろう・・結婚届を書き、出してくるように言ったそうだ・・しかし、再婚に伴う書類に関しては一切手伝わない

残りの人生を、こんな男と生きていく事に意味があるのだろうか・・別れた方がよいと改めて思った・・

しかし・私ができることは,Sさんが後悔しない手伝いをすること
どんな形でも彼女の結論に手伝うと決めたのだ・・・書類一式の手伝いをして・・
ようやく結婚届を出した(私が同行)


Sさんが・・・「本当は、もう別れても良いと思った。でも子どもは自分が育てたい。今のままだと親権は自分ではないから引き取ることもできない。若くない主人を見ていると、私が手伝わないとダメだと思った。
日本の料理や言葉遣いを覚えることで、周りの人達が自分のことを褒めてくれるのが嬉しかった。日本語教室で学ぶことは全部、私達のためになることだって良く分かった(料理教室が嫌いな彼女でした)。

先生と、日本語教室の皆さんが居てくれることが、この街から出よう思わなかった一番の理由でした。ここには、叱ってくれる人も信じてくれる人も居る・ありがとうございました・・お世話になりました・・」



ただいま~と家に帰った彼の顔を見て・・「貴方と結婚してヨカッタ・」と思わず言ってしまいました。

なんだ?突然?・・不思議そうな顔の彼に・・マーイッパイどうぞ・・






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