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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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主人?・・・貴方はどう呼びますか?

2010.11.17(06:15) 96

男女共同参画宣言の話し合いの中で、会場から質問が出された。

「Y市で日本語指導をしている者ですが、配偶者の男性を主人と呼ぶのに抵抗があって、日本語教室に来る受講生達にも、貴女は犬ではないのだから主人と呼ぶのは変だと教えているのですが、男女共同参加宣言に参加しているような北川さんは、外国人のお嫁さん達になんと教えていますか・・・」

コーディネーターが、「北川さんの御主人はどう考えているのでしょうか」・と言う質問に、「主人は理解してくれています」と私が答えた、主人という呼称に引っかかったようだ。

この呼び方に関しては、日本語指導を開始した20年前にも騒がれたものだ。
私自身、日本語指導を始めたばかりの頃は、この呼び方にこだわった記憶がある。
過疎化対策(介護は女性)・少子化対策(子供を産むのが女の仕事)・子育て支援(女である母親の責任)・・・人の生命に関わる問題は全て女性が背負ってきた日本の社会・・・・それらに耐え、愚痴を全て飲み込んで請け負ってきた昭和の時代の母親達は、娘に、結婚は幸せなものだと言い切れない・・私の母もそうだった

仕事を持ち、自立する女性達・・結婚しない女性が多い理由の一つ

日本社会の女性達の課題を棚上げにしたまま、過疎化対策の一環として外国からお嫁さんを迎える男社会が望む女性像を考えたことがあるだろうか・・今の日本社会に存在しなくなった(?)女性を望む


「日本語指導ボランテイアは自分自身の生き方を問われるボランテイア」と学んだ・・・20年関わって,その言葉の意味が理解できる


昔の話だが・・
中国のお嫁さんに「貴方は飼われているのではないから、主人と呼ばないで名前で呼んだ方が良い」と教えたボランテイアが居た・・・御主人の会社の社長が遊びに来た時、夫の名をタカシとしよう・・・中国のお嫁さんのAさんは、愛想が良い・・・・私のタカシです・タカシと結婚しました。私とタカシを宜しくお願いします・・タカシいい人です・・

社長に向かってそんな失礼な言い方は・・失礼かどうか・誰が決めるのか・・教えたのは日本語指導者なのだ

日本人は、初対面で目上の人に会ったとき、自分の配偶者をどういう言い方で紹介するだろう・・
私のタカシ?・・私の彼?・・私の夫?・・私の主人?
社長は、中国人の妻をどう感じたろうか・・・夫は、自分の妻を日本語教室に連れてこなくなった・・

私は、指導したボランテイアに言った「貴方が教えた言葉で、教室に来られなくなってしまった彼女を、なんとか救ってあげなさい」・・と・・
「私はボランティアですから、そこまで責任は持てません。家族のことは家族で解決するべきです。そういう夫と結婚した彼女だから・・日本に来なければいいのに・・日本は、まだまだダメですね~」


チョット待って!・・・社会問題を語る相手は、中国のお嫁さんではないはず。どうせなら、夫である男と堂々と渡り合って話しなさい。日本語も日本社会も理解できない状態で、日本語教室に来ることを禁止されたAさんの気持ちを考えてあげなさい。

しかし、そこまで介入する必要はないと言う人に無理矢理と言えない・・ボランティアという存在の曖昧さだ・・

責任者の私は、放ってはおけない。

夫に会い、指導した私の方に責任がある。貴方の奥さんは頭が良く素直だから覚える力があるので辞めさせないで下さいと御願いした。彼は自分の前だったらタカシでも良いが、相手を考えて言って欲しかったと言う・・当然の話だ・・・別にアホな(失礼)男性でもない・・

教室に戻ってきたAさんには、事情を説明した・・貴方の印象を悪くしてしまったのは、日本語の言葉遣いであることや、相手を見て言葉の使い方を変えるのが日本社会であることなどゆっくり話した。

社長に会う機会があったので説明した・・田舎の町の良さ?で顔見知りが多い・・
日本語は難しいからな~。でもこれからの国際化を考えるなら、言葉一つで相手の人格まで疑ってしまう日本人の考え方も臨機応変に変えて行かなくてはならないんだろうね・・そう言うことも考えた日本語指導をしなくてはいけないのは大変ですね~
応援していますから、頑張って下さい・・・さすが社長!・・・

社長から話を聞いた夫であるタカシは、喜んで電話をくれた・・・誰からも褒められる日本語指導をしますから、御主人も手伝って下さいね・・何年経ったろう・・・彼の奥さんは日本語能力検定試験一級に合格した

今の彼女は・・私と話すときは(彼はね~)、議員や校長と話すときは(主人はですね~)、隣のおばちゃんと話すときは(ダンナはね~)・・・日本社会を理解できたら使い分けるのは簡単だ。

ある意味、男女同等の立場で仕事をしている中国から来た彼女たちにとって、主人という言葉など使いたくもないし使う気にもなれないのが本音だ。
しかし、その言葉だけで喜ぶ男が主権を握っている田舎で生きていくのなら、使ってあげましょう・・そう思っている・・上辺の言葉ではなく・・中国人と付き合うなら中身で勝負しなくてはいけない


日本人は先生と呼ぶと喜ぶ・・中国語で(先生)は(~さん)と言う意味
北川先生と呼ばれたら(北川さん)と呼ばれたことになる・・北川老師と呼ばれて(北川先生)の意味になる

言葉が理解できなくても、生きる事には強かで貪欲だ・・中国の良いところでもあり、悪いところでもあると思っているが、学ぶべき事は多い・・・


私が会場で主人と呼んだ理由・・・・

男女共同参画会場のあまり多くない参加者の8割が高齢者だった・・・特に残っていた男性はシニアが多い
相手を見て、言葉使いを考えるのが指導者の仕事・・

皆さんに良く思われたいと思う場所ですから、主人と使いました。
他の場所では使いません・・場所によって使い分けていますし生徒にも教えています

皆さんが、笑っていた・・・・男女共同参画宣言の会場だからこそ、本音を言いました。
私も強かになってきたかも・・です(笑)


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