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「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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「大丈夫」ってどういう意味 ?

2015.08.22(05:48) 382

夏休みも、もうすぐ終わり・・・夏休み学習支援教室に通う子供達も何とか宿題をクリア~
T君(中国帰国4世・・小学4年)が小さな声で相談→「夏休みの宿題に、工作とかできなかったら習字でもいいって書いてある・・ボク習字書きたい・・」


T君は自分の名前を漢字で書けない
3世の父親が永住帰国した時の名字(日本名)は中国では使わない漢字・・・父親も自分の名字が上手く書けない。
そして、日本生まれの4世のT君に付けられた名前がまた難しい・・・日本人が付けてくれたと言うが、難しくて書きづらい漢字である

「漢字が苦手だもんね、覚えられないよね・・・いいよ、ひらがなで書けばいい・・」と言う教師。・
T君の言語環境は日本語ではない・・・日本国籍を持ち日本で生まれても、家庭環境は中国・・。
そんな環境では日本の漢字を覚えられるはずもない・・・「ボク、頭が悪いから無理・・・・だから・・ひらがなでいいって・・・」


T君は九九も苦手・・・・・日本語話者が居ない家庭環境で、日本流の九九を覚えるのがどれほどシンドイか・・やってみないと分からないでしょうね

T君は漢字も苦手・・・・・・日本生まれの日本国籍、そして中国人の親を持つのに漢字が分からないはずがない・・中国の漢字と日本の漢字はぜんぜん別物だということも理解しない教育関係者

T君はときどき先生の日本語が理解できない・・・友達と遊んだりケンカしたりできるのだから日本語が分からないはずがない・・・英語でHELLOて言えたら、英語は完璧にできるはずだと言われるのと同じだって気づく人は・・いないんでしょうね。

「日本人でも漢字で書けない子供がいる・・日本人でも九九が覚えられない子がいる、日本人でも日本語が理解できない子がいる・・・だから・大丈夫ですよ」・・・・
異文化の子供に向け多くの教師が放つ言葉・・・これに違和感を覚えるのは私だけだろうか・・

「大丈夫」ってどういう意味なんだろう
プラス思考?マイナス思考?・・・・どっちの使い方が正しいのか本気で悩んだこともあった・(苦笑)

しかし、活動を継続して見えたことがある
本当のプラス思考とは、「最悪を想定して、最善をつくすこと。」
これは、モノゴトのマイナス面を見てもなお、うまく行くことを信じて、最善を尽くすこと・・・・


能代教室の指針でもある・・


T君の希望を叶えたいと思い、書道の先生に連絡を取ってみた(生涯学習指導員登録)
きちんと説明しこちらの思いを伝えた・・「分かりました。お手伝いしましょう。その子に宿題の習字を教え、漢字で名前を書けるように指導しましょう」

学習支援教室に来て下さった師範のO先生に、T君とK君(6年・フィリピン)の2名が教わることになった。

2時間つきっきりで教えてもらい習字を書き上げた二人・・・・「フー」とため息をつくほど頑張って書いた作品を前に写真を撮った。
「こんなに真剣に勉強した事なんてないかもしれない」と言う二人に、「頑張ればなんだってできるようになる。だから諦めないで」と言ってくれたO先生の言葉が嬉しかった。

漢字で名前が書けるようになったT君・・・・・もちろん、習字にも漢字で名前を書いた
T君は頭が悪いわけでもなく、やる気がないわけでもない・・「最善を尽くす」喜びを知らなかっただけだ・・

「担任はこの習字を見ても、きっと信じないかもしれない・・・やる気のないボクだって言うもの・」・・・とT君
大丈夫、君が頑張って書きあげたことはウソではないのだから堂々と提出しなさい。
ボランティアで来ている日本語指導員のH先生が言ってくれた・・「大丈夫、私が担任に証明してあげる。頑張って書いたんだものね」


今年の夏は忙しかった・・・しかし、改めて日本語教室が多くの人たちに支えられているのを実感できた夏でもあった。

T君兄弟は、これからもたくさんの人たちに助けてもらいながら成長していくだろう・・
優しさは教科書では学べない・・・人と人とのふれあいの中で学んだ優しさは本物。

この町で育つ君たちは幸せだよ・・・地域のみんなが応援してくれるんだからね・・
能代の町の皆様に心から感謝です・・・これからも宜しくお願い致します

「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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「終戦記念日」

2015.08.17(04:34) 381

日本はどこに向かおうとしているのか―。
この1年の出来事を振り返り、そんな思いに駆られている人は少なくない・・。

姑息な手段による憲法の「変質」が現実のものとなりつつある中で、戦後68回目の終戦(敗戦)の日を迎えることになった日本。


天皇陛下のお言葉・・・・ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。


安倍首相の戦後70年談話・・日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません・・・・・



何の取り組みもなく、長く平和を保つことは難しい。
戦争を知る世代が減って風化が進めば、一層の努力が要る。
「終戦記念日」は戦後の歩みを振り返り、それぞれがそれぞれの立場で平和の維持を誓う機会である。


シリアでは反体制の地域への空爆が今も続いているとテレビで放映されている
自爆テロで犠牲になるのは戦争に何ら関わりもないはずの女と子供達・・・

戦争は、否応なしに宿命を背負わされる・・
それを背負って生きる覚悟がなければ、本当の意味のグローバル社会は築けない・・・


私が日本語支援活動に関わったきっかけが中国残留孤児・・(1932年、中国東北部に建国された満州国は、日本(具体的には関東軍)に操られたかいらい国家だった。 満蒙開拓が国策として始まったのは36年。20年で100戸、500万人を満州国に移民させるというとんでもない施策の中で中国に取り残された子供達を中国残留孤児と言う)


言語支援活動で様々な学びがあった。
日本は、歴史を顧み、戦争の惨禍を知る努力をしてきたと言えるだろうか・・・・

無知は罪
安倍首相の談話に出てくる「謝罪を続ける宿命」の意味を理解できる若者?日本人?が、今の日本にどれ程いるのか・・


「俺はガダルカナルの死に損ないだ」と自虐的に語っていた亡父・・・・・
お盆の日に仏壇に向かい・・「父さん、今の日本をどう思う?」と、問いかけている・・自分がいた・・・・



「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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後悔・・

2015.07.27(05:41) 380

思いがけない所でバッタリR子(中学生)に会った・・・N医療クリニック

中国人の母親と日本人の父親との間に生まれたR子、学校はR子の言語フォローをしてくれなかった。
外国人ではないのだから必要ない・・ 分からないのはやる気がないから・・・・レッテルを貼る教師。

彼女は中学校の教科書に出てくる言葉や教師の説明が理解できなかった・・・「そんな事も分からないのか」と言われた時、教師に聞いてはいけないと決心したと言う。

R子の苦しみが理解されないまま・・・イジメが始まる
登校できずリストカットを繰り返すようになった彼女・・・周囲は外国人の母親を責めた。
R子も「お母さんが外国人だから私は虐められるんだ」と母親に苛立ちをぶつけた。

どうしようもないまま半年が過ぎ・・5月に母親は妹を連れ家を出たと・・聞いた。
とりあえず母親が姿を見せないことがR子を救う道(そんなのあり?)・・そうアドバイスした人がいたという。

R子は母親に甘えたかった・・・学校で虐められている自分を抱きしめて欲しかった・・

母親は日本語能力試験N1を取得するほどの頑張り屋で勉強家・・・典型的な中国人女性
成績が悪いのは、学校の先生が言うように子供にやる気がないから・・・・教師の言うことは絶対だと信じる母親である。
・母親と妹が出ていった家に、学校に行かず父親と二人で暮らしているというR子。

一度会って話したいと思っていた矢先に、偶然にもバッタリ出会えた(神様の思し召し?)
宿泊体験クリニック・・・・R子と同じような悩みを抱える若者達の宿泊体験に参加していると話してくれた。

祝日は外出自由だと言うので、今日(日曜日)R子を迎えに行った。
宿泊棟の前で待っていたR子を車に乗せ能代に連れて来た・・・・お昼を食べ海辺でゆっくり話した。

「リストカット・・まだ止められない?」と聞くと、「ウン、だって自分のこと許せない。母さんを家から出してしまったのも妹と離れ離れになったのも、自分のせいだもの・・私がチャンと勉強できていたらこうならなかった・・・もう取り戻せない・・・」

教育関係者は、この子の心をどう受けとめるのだろうか・・・
母語が日本語ではない親を持つ子供の教育について・・何の問題もない・・と本気で思っているのだろうか・・


「本気で勉強したいと思っている?」・・私は聞いた。
「もう一度、小学生の所から教えてくれる人が居たら勉強したい・・通信教育の高校へ行った方が楽だって言う人がいるけど、この宿泊体験で私は違うって改めて思った・・・もう一度やり直せるなら始めからやり直したい・・」

中国のお母さんは真面目で真摯に生きている人だ・・その真面目さが、子供には隙を見せない母親に写るのだろう・・
しかし、やっぱり・R子は母親の真面目さをきちんと受け継いでいる。

「もう一度、勉強し直してみない?・・手伝うよ!・・高校に入りたいんでしょ・算数と国語を小学4年生からやり直そう」・・R子に問題集とノートを渡した。
「えー」と言いながら、問題集を大事そうにカバンにしまったR子。

まだまだ・・子供・。
彼女は誰も傷つけていない・・・・虐められても・・自分を責めている。
人はいつだってやり直せる・・・まして、こういう子供がやり直せない社会なんて・・

宿泊棟の仲間にお土産を持たせた・・・「いいよ、そんなの・・お金かかるから・・」・とR子
「はい、はい、貴女には誰も訪ねて来ないんでしょ・・・きっと私の事を何者だろうって言ってるよ。みんなに宜しく伝えてね!」

チョッピリ、はにかんだ笑顔でR子は言った・・
「先生・・私ね・・嬉しいって上手く言えないの・・ありがとうって言いたいけど素直に言えなくてイヤな言葉を使ってしまう。
父さんも母さんも口べただから、その一番悪いところが似てしまった。直せるかナー・・」

貴方のお母さんは、とても頭のいい人だよ。中国語だときちんとした挨拶ができる人、日本語が上手く使えないから口べたに見えるけど、ステキな人ですよ。子供を置いて居なくなったり問題を起こしたりするお母さんも居るけど、貴方のお母さんは決してそんなことをする人じゃない。あの人が貴女のお母さんでヨカッタね」

「ウン」・・・頷いた彼女の顔には、後悔の文字が浮かんでいた。
大丈夫・・みんな後悔する事ってあるの・・・・でも、それを乗り越えてこそ本当の幸せを掴める・・頑張ろうね!!


能代に住んでいなければ救えない・・・文科省の施策って・・こんなもんなんですよね~

「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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高校生のインターンシップ

2015.07.26(08:10) 379

N高校の生徒から、7月9日に実施したインターンシップのお礼状が届きました。
日本語教室で高校生のインターンシップを実施しているところは、全国にどのくらいあるでしょうか(ほとんどないかもしれませんね)
のしろ教室は、高校生のインターンシップと10年教員研修の場として日本語教室の現場を提供しています。
もちろん、受講生達の了解を得て実施しています。・

「日本語教室で頑張って勉強している皆さんを見て貰うことが理解して貰う一番の近道。日本語を勉強しているのは恥ずかしいことではない。見学者より貴女たちの方がズーッとバイリンガルです」

とマー・・↑このようなことを言って了解して貰ったのですが、実施して一番喜んだのが受講生達でした。
真面目な高校生を見て、我が子もこんな子供に育って欲しい・・日本の子どもは礼儀正しい・・
学んだ日本語を精一杯使って話します・・今は受講生達の楽しみの一つ?・(苦笑)

========
拝啓
 盛夏の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申しあげます。
 さて、先日のインターンシップでは、ご多忙中にもかかわらず貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

 先日のインターンシップでは、能代に住む外国人の方々に日本語を教える、という実習をさせていただきました。実際に働く婦人の家での様子を見学した時、想像していたよりアットホームな雰囲気で、生徒の皆さんも楽しそうに日本語を学習しているように見ました。そして、分からない所は積極的に質問をしている姿に非常に感心しました。

 実際に生徒の方に日本語を教える際、ものや英単語を少し使う、という工夫をしながら教えることができました。
また、人に物事を教える際は、「積極性」が大事なのだということを学ぶことができました。

 北川先生は、「外国に住んでいる人は、その国や地域のことを少しでも勉強しようと思う心が必要」とおっしゃっていました。
自分は将来、外国で働く事を視野に入れているので、このお言葉を肝に銘じ、日々自分の夢に向かい努力していきたいと思います。

 今後とも、御指導のほどよろしくお願い致します。
                                                     敬具
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お礼状見て思いました。
こういう若者達が、これからの日本を支えていくのだと・・・


私は、日本語指導に夢と憧れと希望を持って関わりました・・・誰かの役に立ちたい、私ができる事は何か・・
しかし、現実はあまい物ではありませんでした

「東南アジアの人たちに向けられる、差別・侮蔑・蔑視の眼」・・日本語教室に関わることで、これらの言葉の本質を学んだと言っても過言ではありません(未熟な自分を知らされる日々でした)
それらと向き合うためには、学ぶことしかありませんでした・・・・日本語指導者としての学びと、過去の歴史を知る事が唯一の方法でした。

「郷に入れば郷に従え」と言います・・・しかし、そのためには「郷」と自分の育った環境の違いを知る必要があります

観光や短期滞在なら許せることも、定住や永住になると許せないのが日本人、否、人間です。
世界中どこへ行っても同じことが言えると思いますが、日本人は特に厳しい・・・・

だからこそ、異文化の人たちを生活者として支援する必要があると思いました。
それが、言語支援も含めた地域日本語教室の役割だと思ったからです。

外国へ行ったら、中国人も韓国人も日本人も区別がつきません・・・・若者達が教室の受講生たちと同じ思いをする可能性は十分あり得ると思います。

積極性と学ぶ意欲は、どこへ行こうと必要なことです
外国人だからといって、時間にルーズだったり、勉強しなくてもよかったり、ルールを守らなくて良いはずはありません。

多文化共生社会とは、お互いの文化を大切にし、一人の人間としてどうあるべきかを考える社会・・なのではないかと思います


どこへ行こうと受け入れてもらえる・・・そんな次世代の育成を目指したいと思っています。

「のしろ(能代)日本語学習会」 活動日記



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夏休みのキャンプと学習支援のお知らせ

2015.07.21(00:07) 378

夏休みのキャンプと、学習支援のチラシができましたので、
連絡致します。学習支援のボランティアも募集しています。

Taro12-2015年夏休みキャンプ-001
学習支援チラシ

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  2. 「大丈夫」ってどういう意味 ?(08/22)
  3. 「終戦記念日」(08/17)
  4. 後悔・・(07/27)
  5. 高校生のインターンシップ(07/26)
  6. 夏休みのキャンプと学習支援のお知らせ(07/21)
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